もくじ
やっと行ったよフィリピン
今回がはじめてのフィリピンでした。フィリピンはずーっと前から気になっていた国なんだけど、ようやく行けましたよ。
- 発展途上国
- 経済発展著しい
- 日本から近い
- 物価が安い
- 英語が共通語
- ドゥテルテ大統領
- 治安悪そう
旅前のイメージはこんな感じ。気になる国だけど治安が悪そうなイメージだったので今まで後回しになっていました。
フィリピンに行った感想
フィリピンに行ってみての感想を端的に言うと、素晴らしかったですね。
フィリピンはね、東南アジアに位置する島国です。島の数は7千を超えていて、とにかく海が美しい。島ごとに個性があるので色んな島に訪問したくなりました。
キリスト教国家ということで、日本人にとっては文化的ギャップは少ないです。お肉やお酒も普通にOK。
共通語として英語が使われています。これも安心感がありますよね。
気になっていた治安ですが、かなりいいです。詳しくは後ほど書くけど想像以上にいい。
そしてフィリピン人優しい。ぼくみたいな外国人に対して優しいってだけじゃなく、フィリピン人どうしの優しい対応を何度も目撃しました。ボッタクリも非常に少ない。ウザくない。
フィリピンのイマイチな点は?
もちろんフィリピンのイマイチな点もあります。
- 暑い
- 排気ガス多すぎ
- 全体的に衛生的じゃない
- インフラ未整備(大渋滞)
- クレジットカードはあまり使えない
- ビザなしでの滞在が1カ月のみ
- 日本と比較して治安が悪い
こんなもんかな。マイナス点はあるけど、トータル素晴らしい国ですよ。また行く。
フィリピン基本情報
フィリピンに関する基本的な情報を並べておきますね。
人口:約1億人
国土面横:約30万平方km(日本の8割ほど)
国民の平均年齢:約23歳(日本は約46歳)
宗教:国民の93%がキリスト教(カトリック83%)
言語:公用語はフィリピノ語、共通語は英語
国家元首:ドゥテルテ大統領
通貨:ペソ(2018年5月末時点で1ペソ2.066円)
年間世帯収入:267千ペソ(約55万円/日本は546万円)
国民総所得:9400アメリカドル(約102万円/日本は467万円)
2017年の経済成長率:6.7%(日本は1.7%)
主食:お米
時差:日本の1時間遅れ
気候:年間を通じて温かく、年平均26~27度
ビザ:観光目的で滞在30日以内は不要
フライト時間:成田からマニラまで4時間ほど
国民の平均年収を知りたかったんですが、日本語情報はソースが不確かだったり古かったりするものばかりでわかりませんでした。だから情報源に直アクセスして調べたんです。
上の「年間世帯収入」はフィリピン統計局が発表している2015年度のデータ(約55万円)。「国民総所得」は世界銀行が発表している2016年度のデータ(約102万円)。
ふたつとも情報源としては信頼できそうなんだけど、数字が変です。世帯収入と国民総所得が倍以上も違っているし、普通は世帯収入のほうが増えます(共働きとかね)。
まぁだからフィリピン国民の平均年収はふんわりと理解してください。だいたい40万円から100万円くらいかなーみたいな。幅がありすぎるけど。
ちなみに大統領の公式な月給は67,750ペソ(約14万円)だそうです。
ぼくが好きな旅のスタイル
ぼくが好んでする旅のスタイルは20歳の頃から変わっていません。
- 一人旅
- ノープラン
- 観光名所にはあまり興味がない
- 移動過程が好き
- かなり歩く
- 色んな乗り物に乗りたい
- ローカル食を食べたい
- お土産いらない
- 荷物は少ない
- お金をあまり使わない
だいたいこんな感じ。
上の写真、欧米バックパッカーさんのバックとぼくのバック(右下)。大きさ4倍は違う。なんなら現地の人より軽装ですからねぼくは。
ぼくのバックパックの容量は30リットル。中身がパンパンになることは滅多になく、重量は4キロほど。スポーツジムに行くときの持ち物より少ないです。
あまりに軽装なのでバックパッカーさんには「ここら辺に住んでいるの?」って毎回聞かれます。実際、東村山を散歩している服装とほぼ同じ。
必要最低限のものしか持っていかず、必要なものが出たら現地調達。それが流儀です。
今回はTシャツ、ビーチサンダル、パンツ、スイムパンツを現地で買いました。まぁそれがお土産みたいなもんですよね。
で、万が一荷物が増えて捨てるのも忍びなければ国際郵便で日本に送ります。親や兄妹あてに送る。今回はしなかったけど、海外から日本へ船便で送る作業とかがとても楽しいんです。ダルい作業だけどけっこう楽しい。
だから毎日、宿で洗濯。上着は乾きやすいスポーツ用品で、ぼくなりの安全対策で派手な蛍光色を好みます。夜道も目立つし、バスで周りに目的地を伝えておけば「お前が下りるのはココだ」と教えてくれます。金持ちそうにも見えないのも重要。
荷物を軽くしたい最大の理由は、めちゃくちゃ歩くから。上は今回の旅最終日の歩数計の画像です。朝から晩までマニラを歩いていたらフルマラソンの距離を超えていました。
日本じゃ42キロなんて歩きませんよ?あたりまえです。普通に無理。でもそれが苦もなくできちゃうのが旅の魔力。つまり楽しいからです。夢中ってやつ。
徒歩だと街の様子や人々の表情を観察しやすいんですよね。道端に生えている植物や昆虫にも興味があるし、動物も好き。変な人がいたら話しかけたいです。そう、現地語を使うと喜んでくれるから、それが嬉しい楽しい。
上の写真は、マニラの道端で「インスタントラーメンにご飯を加えたやつ」を購入して、食べる前に写真を撮ろうとグダグダやってたら、現地の人が『早く食べなさい』とアーンをしてくれた時のもの。
フィリピンで目についた乗り物にはだいたい乗りました。上の写真は大型フェリーのベット。はじめてフェリー泊しましたよ。こういう初体験を求めています。
どこに行くかではなくどう行くか。移動が好きなんですよ。移動過程が好きなの。移動こそが旅の最高のコンテンツだと思っています。のんびりリゾートな旅は好きじゃない。
だから今回の旅も必然的にアイランドホッピングになりました。
マニラがあるルソン島
↓
飛行機でパラワン島
↓
飛行機でセブ島
↓
フェリーでマラパスクワ島
↓
フェリーでセブ島
↓
フェリーでマスバテ島
↓
フェリーでルソン島
↓
長距離バスでマニラ
こんな感じの旅でした。いやー疲れた(笑)。11日間でコレっすからね。常に移動みたいな。ほんと体力を使う旅でしたね。我ながらもっとゆっくりすべき。
旅の過程で現地に住む人に激推しされたけど泣く泣く断念したのが「パラワン島のポートバートン、バタヤン島、カランマガン島」の3つ。ここは次の機会に行こう。あぁ『観光地化されていない場所が好き』って話したらオススメされた場所です。
この旅、すべて込みで6万円ほどでした。
航空券から食費から宿代、現地で買った衣服類も東村山市から成田空港までの電車賃なども全部含めて6万円ちょうどくらいです。いや安すぎでしょ。
航空券を1枚捨てるハメになったり、無駄に高い宿に泊まったり、電車で切符なくして罰金払ったり、ストリートチルドレンに求められたら全員にお金あげてたんで、ぼく的には「うわー、結構お金使っちゃったなぁ」と思ってたんだけど、計算してみたら6万円。
あと1万円は節約できましたよ。いやー、フィリピン旅行コスパ高すぎです。なんなんだこの国は。最高じゃないか。
フィリピン旅行、写真でひとこと
そんじゃー写真をペタペタ貼りながら今回のフィリピン旅行をメモっておきます。
成田からマニラへ
成田-マニラ間の往復航空券は26,380円でした。安い。ここ数年は格安航空券比較サイト「Skyscanner(スカイスキャナー)」をいつも利用しています。
ただし往復券を買ったのはミスでしたね。片道でよかった。理由は後ほど詳しく書くけど、今や航空券はめっちゃ安いから。
もし往路の航空券を取っていなかったら、旅先でガンガン飛行機乗って旅の自由度が増していました。つまり例えばマレーシアに飛んで数日滞在して、更に台湾によってから日本に帰国とかね。そーいう時代になりました。航空券安すぎ。海外旅行はどんどん気軽になりますね。これは色々とヤバい。
写真はジェットスターの座席。狭い。成田-マニラ間の飛行時間は4時間程度だからよかったものの、このシートで10時間とかはキツイかな。そう、長距離LCCが登場しだしましたからね。往復5万円で南米行ける日も近いかも。5万なら我慢するか。
日本円からフィリピンペソに両替
フィリピンの首都マニラにある「ニノイ・アキノ国際空港」に到着したのは現地時間23時過ぎ。真っ先にやったのは1万円の両替とスマホのプリペイドSIM購入。
両替についてだけど、日本円とフィリピンペソのレートは総じて良かったです。上の写真はニノイ・アキノ国際空港内の両替所レート。当日の為替レートと5%も変わんないんすよ。
空港内の両替所レートは最悪って相場は決まっているんだけど、ニノイ・アキノ国際空港は僅か5%っすよ。インドネシアのジャカルタ空港は両替手数料12%とかとられていますからね。
で、結局フィリピンで6か所くらい両替レートを確認したけど、空港の出口をすぐ出たところの両替所が一番レート良かったです。と言ってもそんな変わらないですけどね。空港内が5%だったから2%とかあんのかと期待したけど3.2%どまりでした。でも素晴らしいですよね。
ってなことで、この記事では1ペソ2.18円で計算して表記します。両替手数料なども反映させた現実に近い数字です。
空港でプリペイドSIMを購入
1万円を両替したんで、プリペイドSIMです。深夜にも関わらず空港内でSMARTとGlobeの大手2社がSIMカウンターを営業していたのは助かった。
ぼくは特に比較することなくSMARTの30日間6GのプリペイドSIMを購入。価格は800ペソ(約1744円)。もちろんその場で開通作業もやってくれます。
フィリピン初宿で事件
いつものように完全ノープランの旅。事前に宿の予約なんてしません。そんなの未来を縛られてストレス。いつも直前にBooking.comで検索してます。
Booking.comで空港から600メートル近場に評判の良い格安ホテルを発見。しかし提示された金額は1800ペソ(約3924円)でBooking.comの表記の1500ペソ(約3270円)より高い。
ぼくはスマホ画面を見せながら「Booking.comと同じ金額に値引きしてください」「ホテルはBooking.comへの手数料がなくなるから得ですよ」って話したんだけど、ホテルスタッフは『Booking.comは税金とか入っていない金額なの。実際はBooking.com経由のほうが高くなる』と言ってくる。
そんな交渉をしていた時に突然真っ暗になった。ホテルの電源が落ちたわけ。マジかよ。スタッフがわらわらと集まってきてホテル備え付けの予備電源を使おうとしているんだけど起動せず。結局チェックアウトまで電源は復活しなかった。
旅初日の宿が電源落ちるって笑えるでしょ。お察しの通りマニラの夜は暑いです。冷房はおろか扇風機も使えないんですよ?我ながらよく寝たなって思うもん。
本来はクィーンサイズのベットに、冷房、温水シャワー、テレビ、冷蔵庫、WiFiなんかも付いているホテルです。格安志向のぼくだけど、初日くらいは良いかとこのホテルを選んだんです。振り返ってみたらこの旅で一番高額な宿でした。それなのに電源落ちてますからね。
あと、結局はホテルスタッフの目の前でBooking.com予約をしました。確かにBooking.comの価格は税金が含まれていなかったけど、諸々込みでも1680ペソ(約3662円)だし。スタッフさんの勘違いなのかな。
というか今冷静に考えたらチェックアウト時に割引き交渉をするべきでしたね。これは正規料金を払っている場合じゃないわ。むしろお金ちょーだい。
Booking.comのレビューはすこぶる良いホテルだったのに、チェックイン時に価格でトラブってチェックアウトまで電源落ちるというフィリピン初夜。我ながらモッテル。
こんな宿に泊まっていました
二泊目、マニラにある地元ホテルチェーン、600ペソ(約1308円)。狭いけど清潔感があって最高だなって思っていたら事件が発生しました。
深夜ぐっすり寝ていたら爆音でたたき起こされる。なんとエアコンカバーが外れて落ちました。スゴイでしょ?1日目停電で2日目コレですよ。
マニラのホステル。ホステルはドミトリー(相部屋)が中心の安宿のことです。ここは清潔感があるし共有スペースもGOOD。素晴らしかった。1泊400ペソ(約872円)。
パラワン島エルニドのバスターミナル横のホステル。1泊800ペソ(約1744円)。ここはドミトリーなんだけど他に客がおらず部屋を独占利用できたのがラッキーだった。
ホステルのトイレ&シャワーはこんなもん。
パラワン島、プエルト・プリンセサにあるヴィラタイプのホテル、852ペソ(約1858円)。
マラパスクア島のホステル。380ペソ(約828円)。写真は共有スペース。ここは評判通り顧客対応が最高だった。タダで振舞ってくれたバナナパンケーキはおいしかったな。
今回の旅で一番高額な宿は1680ペソ(約3662円)で最安は380ペソ(約828円)でした。一番高額な宿がサイテーというオチ。
ぼくは毎回夜暗くなってからBooking.comで近場の宿を確保していました。近場に1000ペソ以下のシングルルームがあればそこに泊まり、なければ評価の高いホステルを選ぶって感じですね。安さ重視なら200ペソ(約436円)を下回る宿もありますよ。
そう、ホステルに抵抗感もっている人多いと思うんだけど、Booking.comの評価7以上のとこだったら間違いないです(←と初日の宿でハズレを引いたぼくが言っていますよ笑)。
まぁ泊ったことない人は旅のイベントとして是非どうぞ。若い女の子ひとりとかもザラだし、女性専用ドミトリーも珍しくないです。
フィリピンでこんなもの食べました
今回の旅でもっとも食べたのは間違いなくマンゴー。3キロ以上食べました。路上だと1キロ60ペソ(約131円)から80ペソ(約174円)で買えます。激安&激ウマだし、フルーツはお腹を壊す可能性低いでしょ?(笑)。
マンゴーってフィリピンではバナナやココナッツ並みに手軽なフルーツなんです。つまりマンゴーの木はそこら辺に普通に生えてる。道で拾えます(笑)。上の写真は野生のマンゴーを拾ったときの写真。おいしかった。
マンゴーの木はけやきの木なみにデカくて、果実が常時何百個もなっています。そりゃ安くなるわ。天の恵みですね。
路上の屋台や定食屋さんでよく食事をしました。写真は60ペソ(約131円)。
90ペソ(約196円)。フィリピンは主食がお米だし、どれもだいたい美味しいですよ。ただし野菜はあまりないです。
大きめの唐揚げと小さなライスで33ペソ(約72円)
マラパスクア島の屋台で間違って鶏一匹を注文してしまって半分くらいしか食べられなかった。持ち帰り可能だったので翌日の朝食に。235ペソ(約512円)。
茹でとうもろこしは定番屋台。結構ありました。日本のとうもろこしの品種を使っているらしいけど甘さは弱いです。50ペソ(約136円)。
行列ができてたので入ってみた定食屋さん。NGOHIONGという揚げ春巻きみたいなインドネシア料理なんだけど、ここは中華風NGOHIONGだそうです。つまり「フィリピンで食べた中華風のインドネシア料理」です。全部で55ペソ(約200円)。
冷えたカットスイカも売られています。暑い中で食べるスイカは最高においしい。40ペソ(約87円)。
アップルマンゴーの屋台もよく見かけたんだけど、甘くないんですよね。まだ熟していないアップルマンゴーに、写真下に移っている塩辛い魚介ソースをかけて食べるの。デザートじゃなくて食事。正直口に合わなかった。普通に熟したアップルマンゴーを食べたかった。50ペソ(約109円)。
日清のカップヌードルはかなり浸透していました。「bulalo(ブラロ)」というフィリピン伝統の牛すねスープ味のカップヌードルを食べました。
エルニドの観光ツアーに含まれていた食事。この旅で一番豪華だったかも。
マクドナルドの人気セットメニューは99ペソ(約216円)でした。ぼくはドリンクしか注文しなかったけど。こういうファーストフード店には奇麗なトイレを使いたい時に入ります。
人気の屋台で食べたあんかけヌードルとチキン風味の炊き込みご飯。2つで35ペソ(約76円)。コスパ高すぎ!人気になるはずだ。
ペプシ、13ペソ(約28円)。こういう露店がいたるところにあるので飢え的にも治安的にも安心感がありました。
エルニドの観光ツアーに参加
フィリピン未開の楽園と評されるパラワン島のエルニド。ここは行って損はないなって思います。
エルニドでは現地ツアーに参加しました。定番コースのAツアーは1200ペソ(約2616円)。
エルニドは超オススメだし、このツアーも最高です。
5時間かけてエルニドの絶景スポットを周り、各ポイントでシュノーケリングやカヤックや食事などのイベントが用意されています。スタッフさんも親切。
透きとおった青い海。
観光らしい観光はこのツアーしかしなかったけど、やっぱこういうのも楽しいっすね。
バイクをレンタル、エルニドを走る
YAMAHAの125ccスクーターを借りてエルニドを一周しました。
ぼくは国際免許証も持っているんだけど、バイク借りんのに必要なかったです。日本の免許証さえも確認されず。「バイク運転したことある?」って聞かれるだけ。
これが合法か非合法かは不明。パスポートを人質にとられる形で借りられました。レンタル料金は1日500ペソ(約1090円)。
最高です。ほんと楽しかった。終始ニヤけてた。
日本でバイクに乗ったことある人はエルニドでもバイク借りたほうがいい。エルニドはマニラと違って交通量は非常に少なく安全。田舎の農道を走っているようなもんですから。めちゃんこ楽しいですよ。
Verde Safari Beach(ヴェルデ・サファリ・ビーチ)。みてください、この海。脳みそがとけます。バイクだとこういった観光客がほとんどいない天国みたいなビーチに行けます。
スコールに遭ってずぶ濡れという体験。プライスレス。
フィリピンの野菜
スーバーには日本のスイートコーンが売られていました。屋台のおじさんが「日本の品種だよ」と言っていたのは本当なんだと思います。ただし甘さが弱い。
日本のスイートコーンはここ5年くらいで怖いくらいに甘くなりました。ぼくも糖度20%というメロンを余裕で超える甘さのとうもろこしを家庭菜園で作っています。現役バリバリの種子をもっていけばフィリピン席巻できると思うけどな。
写真は大手スーパーで売れれているトマト。つまり品質は比較的高いんだけど、日本基準でいえばダメダメ。一袋25.50ペソ(約55円)。
たぶん物流が未発達だから完熟する前に収穫しなきゃいけないんだと思う。物流は経済の大動脈。高速道路を整備すればフィリピン経済は更に伸びるでしょうね。
街の八百屋さん。じゃがいも1キロ70ペソ(約153円)。にんじん1キロ65ペソ(約142円)。
農業にも興味があるのでいろいろとチェックしてきました。フィリピンは焼き畑しちゃうんですね。
ナスの畑です。シルバーマルチを使っていました。
かなり痩せて見えるナス。
唐辛子。
フィリピンの乗り物
パラワン島のプエルトプリンセサ空港からバスターミナルまで乗った「トゥクトゥク」。空港には料金表も表示されていて明瞭会計。30分ほどで120ペソ(約262円)。
マニラで乗った自転車タクシー。運転もさせていただきました。
この大型フェリーで一泊しました。
長距離バス。これはエアコンなし。同じルートにエアコンありとエアコンなしのバスがあります。当然エアコンなしのほうが安い。
こちらエアコンありのバス。セブの中心地から北端の街マヤまで4時間45分かかったんだけど220ペソ(約480円)でした。
海に浮かぶ小型フェリーに乗船するために、小型ボートを使います。1分にも満たない距離で20ペソ(約44円)。今回乗った乗り物でもっとも利益率の高いのはこれじゃないかと思っています。
定員25名ほどの小型フェリー。これに乗ってセブ島からマラパスクア島に行きました。
バイクタクシー。
マニラでは電車にも乗ってみました。
日本の電車の中古品でした。日本の優先席案内も貼ったままですからね。
バン(ハイエース的な車)での移動もしました。バンはバスと比べて値段がやや高いけど早いです。
いやバスもなんだけど、フィリピンの運転手さんの運転技術はハンパないっすよ。ありえないスピードでガンガン飛ばすの。10秒おきくらいにクラクション鳴らしてね。人間や動物をひくんじゃないかと冷や冷やしてたもん。
マニラの警察車両。三菱自動車のSUV。
「From the People of Japan」とありました。へぇー。
セブ島のボゴの給水車。
マニラの消防車。
カラフルな乗り合いバス。
フィリピンでもっとも多い乗り物はたぶん125ccスクーターです。写真の青いスクーターは新品で47500ペソ(約103,550円)。ちなみに日本では、機能をそぎ落とした格安タイプの125ccスクーターは20万円弱で売られています。
マニラで不動産めぐり
マニラだけだけど、不動産についても現地リサーチしてきました。と言っても、気になる物件の警備員さんに「この物件の部屋数はいくつ?月額いくら?」などと聞くだけなんですけどね。
上の写真の物件は、入り口は鉄網で中にも警備員いてセキュリティが非常に強そうなので気になりました。4ルームあるファミリータイプの物件のみらしく月額30000ペソ(約65400円)だそうです。
こちらは20階建てくらいの大きなマンション。入り口には警備員たくさん。2ベットルームでインターネットもエアコンもついて月額15000ペソ(約32700円)だそうです。この日は日曜日だったから駄目だったけど平日なら内覧もOKらしいです。
こちらはマニラのケソン地区にあるまだ完成前の物件。内覧もさせていただきました。
写真は1ルームタイプの物件。1ルームから4ルームまであります。
1ルームタイプの部屋の分譲価格は3906775ペソ(約8,516,770円)。この物件、入居者用のジムもプールも託児所も付いていますからね。立地的にもマニラの最も栄えている場所まで徒歩圏内です。
投資目的で買っている人が多いらしいです。「購入後に貸し出して家賃収入を得ることもできるし、物件が値上がりした後に売却してもいい」とのことでした。
今回調べたのはどれもマニラ中心部の物件ばかりでした。だから郊外の物件だとさらに安くなるのは確実。
噂によると、プール&ジム付きで警備員配備されている物件に月2万円で住めるみたい。恐ろしいですねフィリピン。最高だ。
その他のフィリピンの風景
フィリピンは島国なので海洋資源は豊富。魚介市場には大きなまぐろも売られていました(値段を聞けばよかった)。
今回の旅でもっとも再訪問したいと思った場所はマラパスクア島です。周囲5キロくらいの小さな島で、数年前まで電気が通っていなかった未開の楽園。最近注目されだしている島です。あと5年も経てばこの島も観光客に殺されるんだろうな。
ぐちゃぐちゃの電柱。
日陰には自然と人が集まってきます。ぼくが行った5月下旬は最高気温34度最低気温27度みたいな毎日でした。だから東京の真夏のピークが毎日ってイメージです。
とあるスーパーのレジ。注目すべきは緑色の標識。QRコード決済に対応しているし、エクスプレスレーンがあるんです。
エクスプレスレーンは商品を5個以下みたいに少ししか購入しない人向けのレジです。これ海外ではよく見ます。ドリンク1つしか買わないのにレジが大行列みたいなことあるじゃないですか。するとレジの行列を長くしちゃって顧客満足度は下がるし、並ぶ気が失せて帰っちゃう人もいます。
でもエクスプレスレーンがあれば少ししか買わない人はさっさと帰るからレジ前は混雑しない。レジ全体の混雑も解消されます。なぜ日本のスーパーが導入しないのか謎。
フィリピンのケーキ屋さん。なかなか強烈なケーキです。
トイレの標識。なに、漏れそうなの?
コンビニは日本企業が独占してました。1位セブンイレブン、2位ミニストップ、大きく離れて3位ファミリーマート、4位ローソンって感じです。写真はミニストップのソフトクリーム。
パラワン島でバスの待ち時間中に現地のおじさんと仲良くなって自宅に招待いただきました。赤いのは道路工事用品を作るための機械。ぜんぶ自分で作ったそうです。すごい。
フィリピンで最も人気の高いスポーツはバスケットボールです。路上バスケコートは色んな街で見かけたし、NBAのテレビ中継もよくやってた。
フィリピンの大きなマイナス要因は空気が汚いこと。特にマニラなど都心部の空気は汚い。交通整理する警察官も口元を布で覆っていました。
マニラにあるゴールドジムは広かった。学校の体育館の1.5倍くらいある。バスケットボールコートあるし。
マニラの日本食レストラン「SEKITORI」。巨大なお相撲さんの像が目立っています。
マニラの靴屋さん。写真中央、黒のNIKEスニーカーは450ペソ(約981円)でした。もちろん新品。99%偽物でしょうね。
たぶんフィリピンで最も成功している日本食チェーン「TOKYO TOKYO」。
大型フェリーにて。父親に抱っこされながら怪しい外国人に興味を示す女の子。
マラパスクア島で借りた新型シュノーケリングマスク、1日200ペソ(約436円)。そして12ペソ(約26円)で買った海水パンツ。
インドネシア旅行記でも書いたけど、フィリピンでもカキ氷系のアイスが売られていないんですよ。暑いからガリガリ君みたいなの食べたいんだけど売っていないの。これ謎です。未開拓ならビジネスチャンス。過去に販売したけどぜんぜん売れなかったのかな。うーん。
フィリピンの猫。教会の受付で無防備に熟睡中。
フィリピンの犬。暑いからぐったりして寝ているんですよ。
熱帯地域の特徴として、とにかく雲が美しいんです。空がキレイ。リアルに新海誠の世界ですよ。ため息がでます。写真はセブ島のポランバート・フェリー場。
小学生くらいの少年少女が働いてるのはフィリピンでは珍しくありません。
フィリピンのたばこ。怖い。
スーパーの卵コーナー。普通にケージフリーエッグが売られています。赤い卵は「アヒルの卵」だとか。見分けられるように着色しているそうです。
ナンバープレートに注目。「エイジェイ 二十」とあるけど、こんなので審査通るのか。
インドネシアと同様に日本や日本語のイメージは良いようです。
ランドセル風のバッグが売られていました。
マニラを歩いていた時に日本語で声をかけてきたのが写真のジョージさん38歳。「スパ広島」という大人のマッサージのキャッチセールスマンです。
海外旅行先で日本語で話しかけてくる現地人は要注意なんですが、結局ジョージさんはいい人でした。もちろんマッサージは断りましたよ。だけど、散歩しながら色んなお話ができました。
フィリピンの電力問題、不動産の話、中国韓国日本人の勢力図、インドネシアなどの周辺国への感情、ドゥテルテ大統領について、家族について、ジョージさんの日本人の友人についてなどなど。。。
↑こーいう会話ができるくらい日本語能力高いです。要するにペラペラ。スゴイと思うのは、ジョージさんは独学で日本語を習得しているんですよ。
日本に行ったことないし、日本語を学校で学んだこともない。17年前から仕事の中で覚えたそうです。しかも日本語以外にも英語も使えるし、韓国語と中国語も簡単な会話はできるそうです。脳みその出来がいいんでしょうね。
ジョージさんに教えてもらったマニラの射撃場。SWATとあるけど、ここ本物のSWAT部隊の施設ですからね。1発くらいなら打ってみたいと思ってたんだけど、50発4000ペソ(約8720円)からしか射撃できなかったので止めました。
フィリピンを旅してて、現地の人に「コリア?チャイナ?」って聞かれて「ジャパニーズ」って答えることが非常に多かったんです。
ジョージさんに聞いたら、マニラでは韓国人6割、中国人3割、日本人1割くらいの割合だそうです。そしてフィリピンでは韓流ドラマが席巻しているので韓国の存在感が急上昇中だそうです。
フィリピン最終日にヘアカットしました。最近の旅の恒例イベントです。ぼくの注文は「ショートスタイル」のみ。
そーいう曖昧な注文だとカナダでもインドネシアでもイギリスでもヘアスタイルカタログを持ってきて「どんな感じがいい?」って聞かれたんだけど、フィリピンではそのままカットされました。
もみあげを長くセット&生え際をカミソリで整えたのが特徴です。カット代金は30ペソ(約65円)。この値段、マジです。出来栄えには満足。
フィリピンで出会った日本人の話
今回の旅では日本人としゃべる機会は2度しかありませんでした。2人だけ。
1人目はマラパスクア島でダイビングインストラクターをしている女性(三十代半ば)。シュノーケリング用品を借りようと尋ねたら偶然日本人スタッフさんでした。
日本で普通に就職したけど海外で働くという夢が捨てきれず、スキューバーダイビングの免許を取って30歳を超えてから海外で今の仕事をはじめたのだとか。充実した日々をおくっているそうです。ステキですね。
2人目はセブ島の空港バスで出会った日本の大学院生(24歳)。
1か月前から英語学習を本格的にはじめて、勉強がてらフィリピン旅行にやってきたとか。彼はすごく意識高くて、キラキラしてて眩しかったですよ。ぼくも英語を勉強しようと思いました。
テクノロジーの進化で問題解決ツールとしての英語の重要性はどんどん下がっています。だから「世界遺産を見たい!」みたいな旅には英語力はほんと必要ない。
だけどエンタメツールとして英語は必要だなぁと改めて実感。ぼくは「フィリピンで毎日めっちゃ歩いていたら肛門がこすれて痛くなってきた」みたいなバカ話をして現地の人と笑いたいんですよ。ぼくみたいな奴にはもう少し英語力が必要だと感じましたね。
フィリピンの治安について
フィリピンの治安は想像以上によかったです。途上国はいろいろと訪問しているけどかなり安心感がありましたね。ぼくなりに解釈したフィリピンの治安がいい理由を挙げてみます。
まず人がメッチャいる。上の写真はマニラの貧困地域です。治安は比較的悪い地域だと思いますがご覧の通り人がめっちゃいます。夜になっても人ウヨウヨいますからね?こんなところで犯罪できますか?みんなに袋たたきにあうじゃないですか。
安全ってのとは逆説的だけど警備員がめっちゃいるんですよ。冷房が効いているような店には警備員いますね。
上の写真はマニラのダイソー。ショッピングモールの入り口では金属探知機やら手荷物検査されて、モール内の個別店舗にも警備員います。
警備員は日本の5倍くらいいるんじゃないですかね。そんでもって民間警備員も拳銃を携帯しています。街を歩けば20メートルごとに拳銃をもっている警備員がいるイメージです。これじゃ犯罪できない。
写真はマニラのバスターミナル、午前5時ごろ。フィリピン人も荷物を放置してトイレ行ったり食事に行っています。つまり盗まれないんでしょね。
「公共の場所に荷物を放置しても盗まれないのは日本くらい」なんて聞きますが、フィリピンでも放置していますよ。
上の写真はマラパスクア島のドミトリー。欧米バックパッカーが中心の宿ですが、ご覧の通りみなさん荷物を放置して出かけています。旅なれたバックパッカーもフィリピンの治安の良さに無警戒です。
そんでもって、ボッタクリや感じの悪いチップ要求も非常に少なかったです。
ボッタクリなんか可愛いもんで、バナナ2本を買おうとしたら40ルピーを要求されるみたいなもんだし(約87円だけど1キロ買える値段)、ストリートチルドレンやホームレスさんを除けばチップ要求は1度もされませんでした。
「フィリピンは空港の職員すらお金を要求してくる」みたいなブログ記事みたんだけど本当なのかね。信じられない。
ぼくが地元に住んでいるみたいな格好しているから?でもそれはどの国でも同じだしな。うーん。
それどころか、出会う人みな超親切。バイクタクシーに乗ってバスターミナルまで行けば運転手さん(もしくは知らないおじさん)がチケット売り場まで付いてきてくれて、一緒にチケットを買ってくれて運転手にまでぼくの行き先を伝えてくれるみたいなことは何度もありました。
そんで、さんざん親切をしてくれたら笑顔で去っていくんですよ。もちろんチップを渡そうとしますが、渡す前に帰られたことも何度もある。チップを渡せても「えっ本当に?ありがとう!!」みたいなリアクションです。
チップといっても基本20ペソですよ?約44円。それで大喜びしてくれます。向こうからチップを要求されたことは1度もありませんでした。
なんなんでしょうね。持ち前の運のよさを炸裂しちゃってるのかなぁ。少なくともぼくはフィリピンの治安はいいし、フィリピン人はめっちゃ優しいって印象を持ちました。
犯罪統計を確認してみる
「なんだフィリピン、だいぶ安全じゃん!」というのがぼくの素直な感想なんですが、データでも確認してみましょう。
殺人 | 強盗 | 強姦 | |
フィリピン | 6.4 | 9.5 | 2.9 |
アメリカ | 5.2 | 141.8 | 28.6 |
カナダ | 1.7 | 97.1 | 1.5 |
イギリス | 1.2 | 147.2 | 24.1 |
オーストラリア | 1.2 | 78.3 | |
ニュージーランド | 1.2 | 52.8 | 30.9 |
日本 | 0.5 | 3.4 | 1.2 |
国連薬物犯罪事務所による2014年度の犯罪統計です。ふむふむ。。。油断大敵やでこれ!!
まぁ確かにこんなシーンも目撃しました。パラワン島のバスターミナル脇にあった警察の派出所で逮捕された犯人と警察官、そして見守る市民たち。
イスラム主義過激派組織「MAUTE(マウテ)」のテロリスト手配写真。なんか怖いな。フィリピンでは犯罪者を逮捕や殺害すると懸賞金がでるみたい。
ただしね、2016年にドゥテルテ大統領が誕生。犯罪者に対して非常に厳しい対応をするようになってから犯罪率が激減しているそうです。確認できた2016年度のデータだけでも犯罪率は前年比13%も低下しています。(というかアメリカ治安悪すぎ)
飛行機、安すぎ問題
この旅では現地で航空券を2枚買いました。どちらもセブパシフィック航空なんですが激安です。
マニラからパラワン島までフライト時間は約1時間なんですが1200ペソ(約2616円)、パラワン島からセブ島までの航空券は985.56ペソ(約2149円)でした。
マニラからインドネシアのジャカルタまでだって5000円しません。そりゃ「大移動の時代」になりますわ。
そう、3年前に高城剛さんのトークライブに行ったんだけど、そこで「大移動の時代がやってきた」と話していました。
これマジですね。フィリピン未開の楽園と評されるパラワン島も建設がすすんでいました。観光客が殺到中。魅力的な場所はあっという間に変色しちゃうから急がなきゃ。
実は航空券を1枚無駄にしちゃいました。当初はパラワン島しか行く気がなくて、マニラ-パラワン島の往復チケットを買ったんだけど、パラワン島についてから予定変更してセブ島にもいくことに。
セブパシフィック航空では行き先変更できるものの、変更手数料に1824.8ペソ(約3978円)もかかり新しくチケットを購入したほうが安かったです。新しいチケットは1200ペソ(約2616円)。「変更手数料、高すぎ!!」って思ったんだけど冷静に考えたら新しいチケットが安すぎますね。
セブパシフィックのチケットオフィスでそーいう交渉をするのも良い経験になりましたよ。
セブパシフィックの座席。たまたま非常事態シートだったからご覧の通りビジネスクラス並みにゆったり。
そういや、今回の旅では合計4回飛行機に乗ったわけですが、行きの成田マニラ便以外はかなり運がよかったです。ひとつは非常事態シートだし、もうふたつは3席シートでぼく1人だけだった。
ぼくね、運がいいんですよ。いつも思う。人生を通じて運がいいんです。ありがたい。
フィリピン旅行まとめ
さてさて最後にまとめですけども。うーん、フィリピン良かったですよ(←予定以上に文字数が増えて力尽きた。ねむい。笑)。
いやぁこんな無駄に長い記事にお付き合いありがとうございます。
あのね、フィリピンめちゃくちゃ良いからぜひ行ってください。オススメはパラワン島のエルニドとセブ島の北端からフェリーで行ける小島のマラパスクア島。これ間違いないです。
フィリピンは東南アジアの中で比較的近く、航空券も安いです。南の島に行きたかったらまずフィリピンで。イメージ通りの楽園にニヤケが止まらないはずです。
それでは今回もありがとうございました。良い一日を。