石川県の能登半島の先端にある本州で最も人口の少ない市、珠洲市。ここで開催されたトライアスロン大会に出場しました。天気にも恵まれ、最高に気持ちよかったです!
もくじ
初めてトライアスロン珠洲に参加する人へ
ども、タカタロウです!8月23日ですがトライアスロン珠洲に参加してきました。
あのー、僕の母の実家が石川県珠洲市にあるんです。だからトライアスロン珠洲は昔から存在は知っていて「初めてのトライアスロンは絶対に珠洲だ!」と即決したわけです。
目標は怪我なく完走すること。これは無事に達成。それどころか最高に気持ち良かったです。めでたしめでたし。
ということで、今回の記事では多くの写真で大会を振り返りながら僕が事前に知りたかった情報、つまり初めてトライアスロン珠洲に参加しようという人に有益そうな情報を書いておきます。参考になったら嬉しいです(^^)
コースは平均的な大会より少し厳しめ
トライアスロン珠洲はAタイプが128km(スイム2.5km、バイク102.2km、ラン23.3km)。BタイプとRタイプは62.8km(スイム1.5km、バイク51.1km、ラン10.2km)です。あ、Rタイプは3人1組のリレー参加です。
これ、そもそも距離が少し長いんですよね。トライアスロンの標準距離(オリンピック・ディスタンス)51.5kmやミドルディスタンス102.5kmと比べて少し長いです。
バイクでは大谷峠を筆頭に3カ所キツメの坂があります。軽自動車が悲鳴をあげるような峠です。大谷峠が自転車コースに入っていると知って「マジかよ!あそこは無理だろ!www」って笑いましたもん。
色んなトライアスロン大会に参加しているという選手に話を聞いたんですが、トライアスロン珠洲のコースは平均的なトライアスロン大会と比べて厳しめだそうです。(ちなみに佐渡島や五島列島の大会はもっとキツイらしい)
大会前日を写真で振り返る
大会前日には競技説明会に必ず参加しなければいけません。会場は野々江総合公園。飯田高校の隣です。
出場登録する際にリストバンドを装着されます。これを付けることで町中を散策している時もトライアスロン競技者だとわかるんです。だから例えばガソリンスタンド店員さんに「明日がんばってください!」とか、レストランで隣に座った人に「Bタイプですか?僕たちも参加するんです。がんばりましょう!」とか声をかけてもらえます。
支給物を受け取り、選手ナンバーを自転車とヘルメットに張り付けたら車検に出します。ブレーキチェックなど15秒くらいな簡単な車検です。
車検から説明会までの待ち時間に野々江総合公園から徒歩3分くらいの場所にあるピザ屋さん「こだま」に行ってきました。奥能登の海藻「こな(はばのり)」を使った「こなピッツァ」は美味しかったです。磯の香りがすごく強いんです。
武道館での競技説明会。コースの注意点などの説明を聞きます。僕は「こーいう人たちが参加するんだぁ」と選手たちを観察してました。
やっぱ高級自転車がゴロゴロありました。自転車を眺めているだけで楽しいです。トライアスロンバイクはカッコいいですよね。欲しいなぁー!!!
物販ショップがいくつか出店していました。忘れ物をしたとしても、ここで手に入ると思います。ウェットスーツやヘルメットなんかもあります。自転車メカニックもありました。
午後4時からカーボパーティ(前夜祭的な食事会)がありました。知らなかったんですが、珠洲に限らずトライアスロン大会のお決まりというか、定番イベントのようです。でも僕は時間を勘違いして参加できなかったんですよね(T_T)
夜は能登の牡蠣を食べたかったので地元の人に教えてもらったレストラン浜中(住所:石川県珠洲市上戸町南方イ−21 / 電話:0768-82-2595)に行きました。黄金岩ガキ、旨かったです。
大会当日を写真で振り返る
僕はBタイプだったので9時半スタートなのですが、7時スタートのAタイプを見送りしました。応援も含めて人がいっぱいです。
Aタイプのスタート!みんな凄い勢いで海に突っ込んでいきます。たしか水温は26度でした。
海上保安庁やライフセービングの人たちが海の中での安全チェックをしてくれています。
ランへ移行する「トランジション」も競技のうち。走りながらウェットスーツを脱いだり、皆さん凄いです。僕はしっかり海水を水で流してから自転車に乗りましたけど、このトランジションもトライアスロンの醍醐味なんだと思います(^^)
自転車置き場です。ココに脱いだウェットスーツやビンディングシューズやランニングシューズなどを置いておきます。僕は荷物入れにスーパーの買い物かごを使用しました。便利でしたよ。買い物かごを使っている人は20人以上いました。オススメです。
スイムを終え、自転車をスタートするAタイプの選手の皆さん。がんばってください!
いよいよ僕のBタイプもスタート。朝ごはんは普段食べないんですけど、昨日の残りの玉子焼きを3切れ食べました。本当はしっかり食べた方がいいんでしょうね。
後でたっぷり書きますが、スイムは尋常じゃなかったです。初めての人はしっかり情報収集して対策しとかなきゃ命とりです。本当ヤバかった。そして自転車のスタート地点で自撮り(笑)。
数日前までは何日も天気が悪かったのに大会当日は良い天気。たしか最高気温は29度だったはず。
長い道路を穏やかな潮風を浴びながらロードバイクで走る。最高です。
地元のボランティアさんがエイドステーションで一生懸命にサポートしてくれました。エイドステーションはミスってパスしちゃってもすぐ次があるくらいに沢山あります。感謝です。
NHK朝ドラの『まれ』でもお馴染みの「間垣」がある住宅もあるんですよ。この間垣によって海風をしのぎ、夏は涼しく冬は暖かく過ごすことができるそうです。
狼煙の灯台の道の駅はエイドステーションになっています。そこから少し行くと、案山子(かかし)ロードが現れます。
大会前に地元の人に聞き込みをしたんですけど、この案山子は5年くらい前に地元の1人のお爺さんが5体ほど作ったそうです。その案山子が見事な出来栄えで観光客が車を降りて撮影してたりしたので、地元の若者が「面白いかも」とドンドン案山子を増やしていったそうです。最初の案山子を作ったお爺ちゃんはもう亡くなってしまったそうですが、今では観光スポットとして定着。松井秀喜選手や本田圭佑選手の出身校でもある星稜高校の学生が文化交流的に案山子を作りに来たそうです。
自転車コースには3つ長い坂があるんですが、ここは2つ目。木ノ浦の峠です。事前に独自計測したところ登坂の距離は2.35キロ。坂の頂上には「つばき茶屋」という定食屋さんがあるんですけど、オススメです。
木ノ浦の坂の頂上付近で自撮り。一番キツイところで撮りたかったんです。レース中に撮影をしている人は1人も見かけなかったので珍しいんだと思います。応援している人たちも「自撮りだー!!」「余裕だなぁ!ww」と湧いてくれます。
気持ちいいいいい!!!!ニヤニヤしながら走っていました。僕はこの日のために生まれたのかも、と思えるくらいに最高です。
田んぼも良いですねー。
大谷峠の直前にはゴジラ岩があります。
遂に最大の難所、大谷峠に突入。
僕の独自計測によると、大谷峠の登坂は4.41Kmあります。
大谷峠はキツいですが、旧道へ入る直前にエイドステーションがあるので助かります。
大谷峠は旧道に入ってからが本番です。最大傾斜16度。笑っちゃうくらいにキツかったです。マジで笑いながら走ってましたもん。
何人も自転車を降りてました。僕は何とか一度も降りずに登り切れました。素人意見ですが、姿勢を変えながら走ると良いっすよ。
大谷峠の頂上直前には応援が集まっているので自転車を漕ぎながら自撮り。やっぱ頂上付近の自撮りは湧きます。「一緒にとりましょー!」と言って撮影しました。
大谷峠の下りはスピード注意です。僕のこの大会での最高速度は63.5キロでした。たぶん大谷峠の下りでの記録だと思います。
母の実家の近くの若山町も通り過ぎましたー。馴染みの道路も違って見えますね。気持ちいーー!
これが競技中、最後の写真。そう、実はサイクルからランに移行する際にスマホを落として壊してしまったんです。修理もしていないのに2日後に突如復活して「なんだよ!」と思ってるんですけどね(笑)。
トライアスロン珠洲のゴール地点です。スマホが壊れたのでゴール後に2台持ちしているガラケーで撮影しました。僕のタイムは4時間20分です。
僕はBタイプだったんですが、Aタイプは約2倍の距離なんですよね。ハッキリ言って考えられない。でも74歳でAタイプを制限時間内で完走した人もいるようです。凄い。
簡易プールが用意されていて、ゴールした選手たちが涼んでいました。
5時半からは野々江総合公園で表彰パーティー。Aタイプの優勝は石橋健志さん。Bタイプ優勝は48歳の高橋泰夫さん。高橋さんは4連覇みたいです。
表彰パーティーの食事。さざえの身を取り出すのに10分くらい格闘しました。
珠洲市内の銭湯は激混みでした。銭湯のおばちゃんに「めっちゃ繁盛してますね!」と言ったら「昨日と今日だけ。あんた明日もトライアスロン走ってくれ!」とのことw
「トライアスロンあるある」かもしれませんが、肩などに書かれる選手ナンバーやリストバンドが勲章みたいなもので誇らしいんです。僕は直ぐに取って消してしまいましたが、銭湯に行ってもあえてナンバーを消さない人がいましたし、翌日の能登空港でもまだリストバンドを付けたままの人がいました(笑)。笑っちゃったけど、その気持ちわかるーー!
トライアスロンを挑戦する前に知っておきたかった情報
トライアスロン珠洲はJTU(日本トライアスロン連合)に会員登録していなくても参加できる。そう、JTU登録者しかエントリーできない大会もあるけど珠洲はOK。年間4300円ですもんね。慌てて登録する必要はないです。
スイムは戦い。みんな必死なので(悪気はないと思うけど)蹴られるし、押されるし、チョップくらうし、足首を掴まれるし、沈められる。だから僕みたいに完走だけを目標にしている人は最後尾からスタート。周りと距離を置いて泳ぐべき。
本当にスイムは驚きました。僕はBタイプの第一ウェーブでスタートしたんですが、5分後に第二ウェーブがスタートするわけです。で、当然のように第二ウェーブのトップ集団に抜かれるわけですが、その抜き方がエグかったです。僕の上を泳ぐ感じ。そう、ガチな人たちは前の人を沈めるように、他人の背中を泳いで行くんです。張り合ったら死にます。なんか里帰りしている鮭になった気分でした(笑)。
ウェットスーツは必着。僕は大会10日前にウェットスーツ必着なことを知って急きょ購入。焦りました。そしてウェットスーツは安くても2万円はすることにビビりました。数年前までウェットスーツを忘れた人は「仕方がないか」と出場させていたけど、死亡事故が起きたので今は絶対にダメみたいです。
カナヅチの人でもスイム大丈夫だそうです。いや実際に聞いたんですけど、プールじゃ25メートル泳げないけどウェットスーツは浮力があるので顔を出してプカプカ浮きながらゆっくりと1.5キロを泳ぎ切ったという人がいました(すごい!)。
木ノ浦の登り坂の距離は2.35km。
大谷峠の登り坂の距離は4.41Km。勾配標識での最大傾斜は16度。(でも実際は勾配標識がなくてもっとキツイ区間もあったので局地的には18度くらいの部分もあったと想像しています)
バイクの登りは脚力よりテクニック。はい、峠自体が初めてだったんですけど大会中に自分なりに学びました。僕はペダリングなんて意識したことがない下手糞です。でも4パターンくらい姿勢を変化させながら走ったらかなり楽でした。何かコツを掴んだ感じです。
アスファルト道路の凍結よけか知らないけど道路の縦線は要注意。軽くタイヤがハマる危険性があるので横の白線あたりを走ると良いかも。
自転車は8割ロードバイク、2割トライアスロンバイク。それ以外はクロスバイクを1台見かけたのみ。エアロバーを付けているのは3割。ビンディングシューズを履いていない人は1名(クロスバイクの人)しか見かけなかった。
日焼け止めは良いやつを使うべき。そしてしっかり塗る。薄く伸ばすんじゃなく白塗りレベルな人いたけど、それで丁度いいんだと思う。僕は一応日焼け止めを塗ったんだけど、かなり焼けてヒリヒリです。もっと日焼け止めを重視すべきでした。
上の写真で判別できますかね。大会では腕と足の合計4カ所に黒いマジックインクで選手ナンバーを書かれるわけですが、マジックの部分は日焼けしないんです。お風呂でマジックを落としても日焼けで番号が残っています(笑)。
声援に応える選手は1割程度。途中で気づいたんですが、ほとんどの選手は声援に応えません。まぁ必死にタイム更新を目指しているのでしょうし、いちいち反応していたら大変です。何百人も応援してくれてますから。でも暑い中で応援してくれる人に申し訳ないので僕みたいにタイムを気にしていない人は「ありがとうございます!!!」「がんばります!!」とか笑顔で応えてくれると嬉しいです。僕、途中で選手がほとんど返答しないことに気付いてからハッピー野郎に徹しました。レース後、声が枯れていたのは僕くらいかもしれません(笑)。
Aタイプは74歳で、Bタイプは79歳で制限時間内に完走した人がいます。その事実を知っていたら、もっと躊躇なくトライアスロンに挑戦していたと思います。
クレジットカードが使える店は少ないのでキャッシュカードか現金を多めに持っていく。僕は珠洲愛からセーブせずにお金を使おうっていう意識があるんです。でも今回は裏目に出ました。大会当日には現金が5千円のみになって焦りました。
あと、初めての珠洲の人に知らせておきたいのは、ガソリン価格がメッチャ高いということ。今期は東京のセルフスタンドより17円、金沢のセルフスタンドより10円高かったです。能登半島の先端で運搬コストかかる上に人口少ないから仕方ないっすね。
珠洲のお勧めスポット
せっかく珠洲市に来てくれたのなら寄って欲しいスポットを紹介します。
能登の牡蠣は是非食べてほしいです。大会がある8月末でも食べられる店はいくつかあります。上で書きましたが僕は「レストラン浜中」で食べました。「シーサイド」などのスーパーで能登牡蠣が売られている場合もあるので要チェックですよ。スーパーは安いです。
僕はお酒飲めないので知らなかったのですが、お酒好きの友人は「宗玄」を知っていました。かなり評判の良い酒蔵みたいです。トライアスロン珠洲2015にも協賛していたし是非お土産に宗玄を買ってみてください。僕は「玄心」ってのを買いました。あと、宗玄酒造は旧のと鉄道のレールを活用してトロッコ列車を走らせているそうです。小さなお子さんがいたら絶対に喜ぶと思いますよ。
櫻田酒造もトライアスロン珠洲2015に協賛していました。能登で一番小さな酒蔵だそうです。9割は地元で消費されるらしく、東京のお酒好きから「幻の酒」と呼ばれることもあるとか。僕は「大慶」をお土産で買ってみました。
泉谷・珠洲市長の会社です。激ウマ!!って感じではありませんが、結構好きです。僕は何となく毎回お土産で買って帰ります。類似商品は複数ありますが「泉谷」が元祖です。
前日説明会などが行われる野々江総合公園から徒歩3分ほどの場所にあるピザ屋さんです。マルゲリータなど定番メニューはもちろん、地元の食材を使ったピザも味わえます。
珠洲市飯田町にある「古川商店」は僕が世界で一番好きなパン屋さんです。パンも美味しいし、たぶん奥さんがデザインの才能があるんです。店舗やポップや包装紙など超絶センス良いです。日曜日と月曜日は定休日なので注意です。ちなみに店主の古川一郎さんは2015年大会に出場していました。
自転車コースに入っている、木ノ浦の坂の頂上にある定食屋さん「つばき茶屋」は、お盆に珠洲に帰るたびに行っています。
旧珠洲駅を利用した道の駅「すずなり」のソフトクリームは旨いです。オススメは珠洲塩×能登いちごのミックス。コレ間違いないです。受け渡しの際に「外に出たらトンビに気を付けてください」と言われるのがウケます。いや、実際にトンビが空からアイスを狙ってるんです。僕も一度奪われたことあります。マジです。
能登空港の売店「つくし」のソフトクリームもかなり旨いです。能登の牛乳を使ったミルク味。食べてみてください。絶対に後悔させません。僕は毎回行き帰りに2本は食べてます。車で能登にくる人は休憩がてら寄ってくださいね。能登空港から珠洲市街地まで車で1時間弱です。
「マルガージェラート」。ここの店主が2015年度のジェラート職人グランプリで優勝したとか。つまり日本一のジェラート職人の店です!!オススメフレーバーは「珠洲の天然塩」。アイス好きなら絶対に行くべき場所ですね。
道の駅「すずなり」の向かいにあるうどん屋さん「のんち」は旨いです。珠洲に帰るたびに寄っています。今回も2回行きました。オススメは「かき揚げうどん」の冷です。地元の野菜を使ったかき揚げは一度食べたら忘れられません。
珠洲には全国からコーヒー通が訪れる二三味珈琲という店があります。コーヒー好きの中では有名な店だそうです。永作博美さんや佐々木希さんが出演した映画『さいはてにて』は二三味珈琲の店主、二三味葉子さんをモデルにしています。NHK朝ドラの「まれ」にも「珠洲のコーヒー」が出てきますが、間違いなく二三味珈琲のことです。木ノ浦に焙煎小屋があるのでコーヒー通はそこも行ってみてください。
お土産に迷ったら「揚げ浜式でつくられた塩」か「しおサイダー」を買ってください。絶対にスベりません。特にしおサイダーはね、これ毎回飲んでます。超オススメ。単純にウマい!観光地グルメって無理やり感があるの多いじゃないですか。「わさびソフトクリームってなんだよ」みたいな(笑)。能登の場合は応用しやすい「塩」だからハズレが少ないんですよ。揚げ浜式製塩法でつくった塩が使われているサイダー。ちゃんと塩感がありながら超ウマいです。
僕は観光地に行ったら必ず地元のスーパーに行くんです。下手な観光スポットより面白いですよ。で、珠洲のスーパーだと魚介類が異常な安さです。上の写真、鯛が4匹で120円って意味不明ですよね(笑)。市内に港もあるので朝獲れのもあります。でもスーパーは「ダイマル」「はまおか」「シーサイド」の3つしかないですけどね。
2011年に「能登の里山里海」が世界農業遺産に登録されたわけですが千枚田は象徴的な存在です。珠洲市から輪島に向かう国道249号線沿いに千枚田ポケットパークがあります。夜はライトアップされているそうです。
珠洲市の隣、輪島市では大会期間中にお祭りが開催されています。この「輪島大祭」には僕も参加しようと思っていたんですが、上記の通り現金がなくなってしまって断念。なんと今年は朝ドラ「まれ」の主演女優の土屋太鳳ちゃんが参加したそうです。くやしーー!
蛇足になるけど、今じゃ珠洲の観光ガイド本に必ず載ってる「聖域の岬」は微妙っすよ。「日本3大パワースポット」とかいって今では巨大観光バスが寄るような観光スポットになってるけど実は地元の人は冷ややかに見てますからね。聖域の岬ってランプの宿の真上にあるんですが、これランプの宿のオーナーが手掛けてるんですよ。やり手なビジネスマン。
数年前に突如完成してテレビでも取り上げているけど地元民は誰もあそこがパワースポットだなんて思ってなかった。「地元民ぽかーん」みたいな。ぜひぜひ珠洲にお金を落としてほしいけど、正直僕は微妙と思ってます。同じ場所にある「青の洞窟」なんて行ってもガッカリする確率95%です。ぼくが友達なら「やめとけ」と言います。パワースポット行きたければ自転車コースにも入っている「須須神社」をオススメします。
市内中心部にある道の駅「すずなり(旧珠洲駅)」にはレンタル自転車があります。古びたママチャリが合計2台しかないんですが(そろそろ新しいの買おうか検討中だそうです)、自転車でブラブラしながら観光するのも良いかもしれませんね。1日500円です。
トライアスロン実は楽説について
あと「トライアスロン実は楽説」について僕なりの見解を書いておきます。
加賀温泉郷マラソンに参加した後、「フルマラソンよりトライアスロンの方が楽だよ」。と何人かに言われたんです。で、今回やってみてわかったのは、それは本当ってこと。明らかにトライアスロンの方が楽です。格段に楽。楽しいし。
そう、フルマラソンは怪我で事前練習がほとんど出来なかったこともあり最後10キロ以上歩いていました。次の日の筋肉痛はヤバく、仕事に支障をきたすレベルでした。でもトライアスロンは翌日の筋肉痛も大したことない。事前練習で大会と同じ距離を実践する「1人トライアスロン」も普通にやれちゃっていましたし、大会も楽しめる余裕がありました。
フルマラソンの時と比べて事前練習がある程度できたというのもあるけど、それを差し引いても確実にトライアスロンの方が楽だと思います(オリンピックディスタンス程度なら)。
ただし全くスポーツをやってこなかった人に関して言えば、話は別です。ランは大丈夫だと思いますが、(ウェットスーツでプカプカ浮いて泳ぎ切ったカナヅチの人もいましたけど)スイムは大会の2倍くらいの距離をプールで泳げるようにしておかなきゃ不安ですし、ロードバイクを乗ったことがない人は乗るのに慣れるだけでも50時間は練習が必要だと思います(ビンディングシューズも慣れないと危険)。
つまり「トライアスロン実は楽説」は、スイム、バイク、ランの3種目のどれかをある程度やっている人にとっては、という注訳が必要です。別の言い方をするなら、体力的には楽だけど最低限のテクニックは身に付けておかなきゃダメ。
特にスイム、バイクの二種目。これをある程度できる人は完走は絶対にできる。楽勝だと思います。ぜひ参加してください。でも今までスポーツをしてこなかった人が、いきなりトライアスロンから入るのは大変。個人的にはオススメしません。やるなら1年計画ですね。
トライアスロンの最大の障壁はお金
「トライアスロン実は楽説」ともリンクする話ですが、トライアスロンって結構な金がかかるんですよ。それが1番の障壁かなぁと思います。
だってトライアスロン珠洲のエントリー費用はAタイプで23,932円、Bタイプが20,932円です。うどん屋で同席したお客さんに「え!?2万円以上払ってあんな罰ゲームみたいなことすんの?」って笑われました。ホントですよねw
大会で使用する装備類だけでも、安く抑えても25万円はかかると思います。特に高いのが自転車。クロスバイクで参加している猛者を1名見かけましたが、安くても15万円のロードバイクは買いたいところです。ヘルメットやビンディングシューズなどもそれぞれ1万円はしちゃう。なので自転車類は海外通販がオススメです。海外通販すれば日本のショップの半額とかに抑えられるので、この過去記事を参考にしてください。選手たちの自転車を観察しましたが、50万円を超える自転車はゴロゴロありました(^.^;)。
大会で必着のウェットスーツも2万円はします。トライアスロンショーツやウェアも海外通販で安く抑えて1万円しました。ランニングシューズも1万円くらいしますよね。
つまり、エントリー費用や移動費や宿泊費なども加味すると、トライアスロン大会に出場するのに30万円は必要です。ビックリですよね。10代、20代の出場者が少ないのは経済的な理由が大きいんじゃないかと思います(参加費に学割制度を作ってあげたらいいのに)。
お金を加味すれば、トライアスロンに最も向いている人はチャリダーです。一番お金がかかるロードバイクを既に持っているんですから有利です。僕もロードバイクからトライアスロンに入ったクチです。ロードバイク乗りの皆さん、トライアスロン参加しちゃいましょうよ!
まとめ
・トライアスロン珠洲を怪我なく完走できました
・初トライアスロンだったけど存分に楽しめました
・フルマラソンよりか格段に楽でした
・79歳でも完走している人がいます
・日焼けケアをもっとしとけばよかったです
・来年も参加するつもりです
・能登、そして珠洲は良い所なのでトライアスロンと関係なしに観光に来てほしいです
・東村山市民で次回トライアスロン珠洲に参加するって人がいたらおもてなしするんで僕に声をかけてください
以上、ありがとうございましたー!
↓2016年度も参加しました!
[…] ということで、OnのCloudですよ。先日トライアスロン珠洲に参加したんですけど、60代っぽい日焼けしたオジサマがOnのCloudを履いていて一目ぼれ。見たこともないメーカーだったのでオジサマに声をかけて教えてもらいました。怪しい奴ですよね(笑)。 […]
[…] […]
ありがとうございます。とーっても参考になりました。わたし、出場選手ではなく、Aタイプ選手の応援で行きます。長い待ち時間を一人でどおやって過ごそうか・・・悩んでいたのですが・・・。
でも、過ごし方がまとまってきました!!
わたしも自転車を持っていって、少し走ってみて『気持ちいい!』を味わってみようかしら・・・とか。木ノ浦までこいじゃう?とか・・・
お昼は、ピザ?それともうどん?
迷ってますw
珠洲はとってもキレイなステキな所だよ
って聞いているので、来週を楽しみにしています。
わたしも
早くデビューできるように今回は
しっかり見学、応援をして、自身の練習も励みたいと思います!!
タカタロウさんは、今年も出場されますか?
参加されるようでしたら、今年も楽しいブログを楽しみにしています!
よしこさん、コメントありがとうございます!
今年はAタイプで参加します!完走を目標に楽しみたいと思います。
市内中心部にある「ずすなり(旧珠洲駅)」という道の駅にレンタル自転車がありますよ!古びたママチャリですけど、いいかもしれません。(追記しました)
よしこさん、珠洲を満喫してください(^_^)
先程、もう一度、読ませて頂いてました!
あれ~、わたしの記憶ってあいまいだなぁ~と思っていました(;´д`)
追記されたんですね(*^^*)よかったぁ>
自転車があるんですね・・・
ありがとうございます。
迷える所ですが、
少し風を感じたり、出場される方の気持ちを
ちょっとだけでも感じてみたいので、愛車のトレックを持っていってみます!
タカタロウさん、Aタイプで参加されるんですね!
応援しています!!
楽しんで完走してくださいね
よしこさん
トレック乗ってるんですね!
もうすぐにでも出場できそうじゃないですか。
来年はぜひぜひ!
僕は安全第一。
楽しみながら完走したいと思います!
[…] […]