なぜネット通販依存症になったのか、どうやってネット通販依存症を治したのか、ぼくの事例をシェアします。
もくじ
ぼくは最近までネット通販依存症だった
まずぼくが2017年度、どのくらいネット通販で買い物したかを告白しておきます。
Amazonは79回。
楽天市場は21回。
Yahooショッピングは16回。
Amazon、楽天市場、Yahooショッピングのトップ3だけで116回の買い物をしていました。116個じゃないですからね。116回です。一回の買い物で複数の商品を購入することのほうが多いので、購入品目は3倍はあるはず。
当たり前だけど、Amazon、楽天市場、Yahooショッピング以外でもネット通販はしています。計算がダルイんで憶測ですが、少なく見積もっても2017年度は130回はネット通販してます。
ネット通販依存症が治った今の買い物ペースは?
では2018年度はどうなったかというと、7月19日現在でAmazon14回、楽天市場7回、Yahooショッピング3回、その他2回です。合計26回。
買い物ペースを日割り計算してみると、2017年度は2.8日に1回のペースで買い物していたけど、2018年度は7.6日に1回のペースになりました。
一般的な標準からすれば十分多いのかもしれません。でも、とりあえず「買い物ペースは激減した」と言っていいでしょう。
買い物依存症&ネット通販依存症とは
そもそもネット通販依存症ってなに??って話ですが、これがまぁハッキリしていないわけですよ。
買い物依存症(かいものいそんしょう、かいものいぞんしょう)、買い物嗜癖(かいものしへき)は「行動嗜癖」と称される反復性行動のひとつである。 現時点では買い物嗜癖を精神疾患として認めるためのエビデンスが不足しており、DSM-5では診断名は記載されておらず、嗜癖性障害群からも除外されている。(Wikipedia)
Wikipediaにはこう書かれています。
どうも医学界では正式に症状名が確立されているわけではないようだけど、ぼくは不必要なものを買ってしまう状態が買い物依存症だと理解しています。そのインターネット通販特化版がネット通販依存症。
ぼくはネット通販依存症だと自覚していなかった
異常な回数をネット通販していたわけですが、ぼくは最近までネット通販依存症だとは思っていませんでした。マジです。
そう思っていました。そう思っていたんだけど、毎年書いているベストバイの記事のリサーチで買い物履歴をチェックしたときに買い物件数の多さに我ながら引きまして、意識的にネット通販を自重するように心がけました。
結果として買い物件数が大きく減少。
ここで、「必要だから買ってるんだよ!」から「必要じゃないものを買っていたのか、、」と理解したことは大きかったです。
なぜネット通販依存症になったのか?
なぜネット通販依存症になったのか。ぼくなりに理屈を考えてみました。
合理的の罠
その理由を端的に言うと、ネット通販は合理的だからです。
- 価格が安い
- 品数多い
- ポイント付く
- 返品&返金可能
- 時間短縮できる
ね。ネット通販、最高じゃないですか。すごく合理的。そう、ぼくは合理的って言葉が大好きなんだけど、「合理的の罠」にハマってしまいました。
ノーベル経済学賞を受賞したハーバート・サイモンさんは経済学で多用される合理的という言葉を「目的を解決するのにもっとも理にかなった選択でしかなく、その目的が正しいかは別の話である」みたいに評しています。
つまり、買い物するならネット通販は非常に合理的な選択だけど、そもそも買い物をするってことが合理的かは保証されないんですよね。
もっと砕けた言い方をすれば「ネット通販はめっちゃお得だから無駄遣いしちゃうよね」ってこと。
上の写真はプロテイン。プロテインやサプリメントは欧米製品のほうが品質が高く値段も安いんです。リアルガチに日本の商品を店舗で買うのと比較して半額とかになるから、アホほど買っちゃうんですよね。
罪のライセンス
「合理的の罠」と似ていますが「モラル・ライセンシング効果(罪のライセンス)」という心理学用語があります。
これは日本でもベストセラーになった健康心理学者ケリー・マクゴニガルさんの著書『スタンフォードの自分を変える教室』でも一章まるまる使って紹介されている心理トリガーで、
「運動したからドカ食いしてもいい」
「安いからたくさん買ってもいい」
という心理のことです。
自分にご褒美、みたいな心理、あなたも心当たりありますよね。人間は「良いことしたから悪いことをしてもいいだろう」と考えてしまうんです。
ぼくは去年ケトジェニックダイエットをしたんだけど、その期間中にゼロカロリーゼリーを大量購入しました(基本的に箱買いなので写真の10倍は買っています)。
「つらい食事制限してんだから、これくらい許されんだろ」
そう思って、目についたゼロカロリーゼリーを片っ端からポチりました。
半分以上はぼくの胃袋に入りました。しかし、さすがに食べきれず賞味期限が迫ったので家族に大量プレゼントしました。
どうやってネット通販依存症を治したのか
ぼくはネット通販依存症だと自覚したから治りました。
↓
注文履歴の件数(具体的な数字)を知り、我ながら引く
↓
ネット通販をできるだけしないよう心掛ける
↓
かなり買い物件数が減った
↓
減ったってことは今まで不必要なものを買い物してたと理解
↓
自分はネット通販依存症であったと認め、より気をつけるようになった
こんな感じです。
意識していたわけじゃないけど、これ心理カウンセラーも使う手法なんですよ。
自覚すれば悩みは半減するもんなんです。たとえば嫌なことあったときに、「あぁ自分は今イラついているな」と理解できたら怒りは半減します。
ネット通販依存症を治すファーストステップは、ネット通販依存症だと認めることです。軽度ならそれだけで解決します。重度なら精神科とか行ってみましょうか。
まとめ
実は一昨日から昨日までAmazonで年に一度の大セール「prime day(プライムデイ)」が開催されていました。でもぼくはなんも買わなかったです!
これはネット通販依存症を克服した証明じゃないかと思い、この記事を書きました。
ネット通販はお得なのは間違いないですが、無駄遣いには注意してください。もしあなたが買い物しすぎている気があれば、買い物履歴をチェックしてみましょう。
どれだけ買い物をしているか、それは本当に必要だったかを客観的な視点で見てみることがネット通販依存症対策になります。
↑これ悪魔の囁きだから。必要ないのに買わないでね!(笑)。