東村山市のご当地マンホールが東大和市なのは絶対に秘密だよ!

もくじ

東村山市のご当地マンホールは東大和市

ども、タカタロウです。先月ね、こんなツイートしたんです。

秘密だよ!と言いつつハッシュタグなんか付けて拡散させる気満々だったんだけど、ブログでもこのネタをこすろうと思います(笑)。

東村山市のご当地マンホール、知ってる?

東村山市民だったら見たことありますよね。このマンホール。

東村山市 ご当地マンホール

これ東村山市のご当地マンホールです。東村山市内に何万とあるマンホールの半分はこのマンホールだから東村山市民なら絶対に見たことあるはず。

多摩湖の取水塔が描かれた美しいマンホールです。東村山市の市章もしっかり記されてます。とても素敵なマンホールだけど、ひとつ問題があるんですよ。

ここ東大和市なんじゃないか問題

えっと、ここ東大和市だよ?

ごめんなさい、気づいちゃいました。

東村山 マンホール 東大和

これが東村山市の地図です。

東村山 マンホール 東大和

もうちょっとアップにしましょうか。

東村山 マンホール 東大和

はい、どーーん!

狭山公園の堤防の中間地点で東村山市と東大和市で別れてんですね。堤防の西武ゆうえん地側が東村山です。取水塔がある側は東大和市です。

上の画像、矢印の場所がマンホールに描かれている取水塔。

もろ東大和です。

これはマズい。

いろいろとマズい。

東大和市民はもちろん、東村山市民からも何か言われそう。

今はご当地マンホールが謎のブレイクしてて「マンホールカード」なるものまで登場しているらしいじゃないですか。

いずれバレる。今から言い訳を考えとかなきゃ・・・。

・・・あっ!そうだ!

「取水塔は東大和だけど、撮影場所は東村山なんです!」

うん、これしかない。かなりキツいけど、これで一点突破するっきゃない!

念のために現地で確認してきました。

狭山公園の堤防、行ってきました。現場主義のブログジャーナリズムです(笑)。

狭山公園 堤防

なんか雲行きが怪しい日でした。

多摩湖 堤防

そうそう、堤防の真ん中あたりにベンチがあるんだけど、このあたりが東村山市と東大和市の境目です。

狭山公園 堤防

GPSで位置情報を確認。ここがギリギリ東村山市の場所。

狭山公園 取水塔

さて、取水塔は・・・。

取水塔 多摩湖

あれっ?これは・・・。

もう一度マンホールを確認してみよう。

東村山市 ご当地マンホール

うんうんうん・・・。

取水塔 多摩湖

ダメだこりゃ。

こりゃ完全にアウトだわ。

絵柄の角度からして、撮影場所も東大和だわ。

↓例のマンホールを左右反転させてみました。

東村山 マンホール 反転

この構図だったら、「東村山から撮影したんです!」って逆ギレ一点突破できたかもしれないけど、無理だこれ。

撮影場所はどこだ

撮影場所をリサーチしました。

東村山 取水塔 東大和

ここっすね。

東村山マンホール 場所

黄色く丸で囲んだところが取水塔。

黄色い矢印の先あたりが撮影場所。

あーあ、こりゃ混じりっけなしの東大和だわ。

言い訳ムリだわ。

東大和に謝るしかないね。

ぼくからの指摘でよかった

こーいうのはね、素直に謝っちゃうべきなの。うん、「間違いに気づいたら変な言い訳すんな、悔しくても恥ずかしくてもちゃんと謝れ。すぐに謝れ」って、じっちゃんが言ってた。

自分でいうのもアレだけど、ぼくでよかった。東村山市民のブログでよかった。

危機管理的に、身内からの指摘&批判がスタートだと解決しやすいんです。これが東大和市民からの批判だったらこじれる。

で、最悪なのが「東村山から撮影したんです!」みたいに誤魔化そうとすること。その場は逃げきれたとしても禍根を残すからね。

相手が気づく前にこちらから自首しちゃって、被害者が「いやいや、そこまで怒ってないですから。もういいですから」って引くくらいに謝るのがベスト。そう思ってます。

だからぼくからも謝っときます。

東大和のみんな、ゴメンやで( ˙ө˙)

東村山の市役所界隈の人、ダメだぞ(^-^)

東村山市役所に問い合わせてみた

ジョーダンはさておき。真顔になって東村山市役所に問い合わせてみたんです。

ぼく
東村山市のご当地マンホール、多摩湖の取水塔ですけど、住所的にも撮影場所的にも東大和市です。この絵柄が東村山市のご当地マンホールに採用されたのが不思議に思えます。デザイン採用の経緯(誰のデザインか、誰が選んだのか、など)を教えてください。

東村山市からメールでご回答いただきました。ありがとうございます。

東村山市
ご指摘の通り、東大和市から東村山市方面を見た絵柄となっております。採用したときの書類が残っておりませんので、採用した明確な根拠はわかりませんが、1963年(昭和38年)に東村山市(旧北多摩郡東村山町)の市政施行記念し、東村山町農業協同組合(現在の東京みらい農業協同組合)が東村山町役場の協賛を得て発売したレコード「東村山音頭:三橋美智也・下谷二三子(多摩湖小唄:春日八郎・大津美子)」のジャケットに使用された絵柄を採用したといわれています。

ふむふむ。なるほどなるほど。

東大和市から東村山市方面を見た絵柄?

このメール回答をもらって、「そーきたか」と笑いました。

マンホールの絵柄が東大和市であるってことに関して明確に認めるようなことはせず、「東大和市から東村山市方面を見た絵柄となっております。」と薄っすらと東村山要素を含ませようとしています。

いろいろと言葉を選んで、推敲しての回答だと思うんですが、ちょっと厳しいっすね。

だって、どう考えても東大和市から東村山市方面じゃないもん。間違いなく東大和市から所沢市方面を見た絵柄です(上の画像青の矢印)。東村山はまったく関係ない。

この回答は、なんか誤魔化しが入っていて初期対応としてはちょっとマズいなぁ。そーいう誤魔化しは炎上の火種になりえる。

東村山音頭のレコードジャケット

マンホールデザインは東村山音頭のレコードジャケットを使用とのこと。調べてみました。

東村山音頭 レコードジャケット

画像引用元:東村山商工会【あい~ん】HP

ありました。確かに同じデザインですね。そーなると別の火種が再燃しそうです。

東村山音頭、庭さきゃ多摩湖問題

志村けんさんが歌い、東村山市を全国区にしてくれた東村山音頭ですが、東大和市民の立場で考えるとチョット引っかかるかなって思うんです。

つまりね、歌いだしの歌詞、「東村山ぁー。庭先ゃ多摩湖ー♪」ですよね。

でも、多摩湖、ほぼ東大和市です。

東村山 東大和 マンホール

上の地図、ピンク色に染まっている部分は東大和市です。ね、わずかに東村山市に多摩湖が入っているものの、ほぼ東大和市なんですよ。少なく見積もっても多摩湖の95%は東大和市。

繰り返すけど、東大和市民の立場で考えましょう(それ大事)。

志村けんさんが陽気に東村山音頭を歌うたびに「多摩湖はおめーらの庭じゃねーぞ。ほぼほぼ東大和だからな!」ってカチンときている人もいたかもしれません。

それでも、多摩湖の5%くらいは東村山市だから、苦虫を噛み潰したような顔で我慢していたわけですよ(勝手な想像)。

そう、東村山市には多摩湖町って地名があるけど、もともとは「宅部」で後から「多摩湖町」に変更したんですね。そのときも「うん??」と引っかかりながらも、わずかに多摩湖が含まれているから我慢するしかなかったんですよ(勝手な妄想)。

そーいった、前段のストーリーありきでのご当地マンホールです。

「東村山、またかよ!今回は完全にアウトだぞ!!!」って話じゃないですか。

東大和は取水塔を愛してる

こじれるなぁーと思うのは、東大和市が多摩湖の取水塔を愛しているっぽいんですよね。

東大和市 ご当地マンホール

これが東大和市のご当地マンホール。ヤバいです。多摩湖の取水塔です。

東大和市ホームページ

東大和市のホームページを開くと、多摩湖の取水塔の写真が目に飛び込んできます。

東大和市 Twitter

東大和市の公式Twitterのヘッダー画像は多摩湖の取水塔です。

ちょこバス 東大和市

東大和市のコミュニティバス「ちょこバス」には多摩湖の取水塔がデザインされています。

東大和市、多摩湖の取水塔にベタ惚れです。

めっちゃ愛してます。それを東村山市が我が物顔で使っちゃっているわけですから、かなり危なっかしいです。

ちなみにですが、ぼくがチェックした限りでは東村山市は半分以上は取水塔のマンホールです。東大和市はせいぜい3割くらい。つまり、この世にある多摩湖の取水塔のマンホールは、東村山市のパクリマンホールの方が多いです。それも東大和市からするとイラっとくる要素ですよね。

まとめ

東大和と東村山のマンホール

デザイン採用の経緯を紐解くと東村山音頭のレコードジャケットまでいっちゃって、「そもそも多摩湖を東村山の象徴みたいに歌っちゃっていいのか問題」にまで発展しかねず、ややこしいです。

なんにせよ、いち東村山市民としては「東大和市のみんな、ごめんなさいね」って感じかなー。

「多摩湖の95%以上は東大和市だし、美しい取水塔は東大和市の象徴である」っていう事実を東村山市民に広めることが、せめてもの償いだと思いブログ記事にしました。

まぁぼくが東村山市のトップだったら、速攻で東大和市のトップまで会いに行き、東村山市黒焼きそばのタダ券を3枚くらい渡して肩をポンポンと叩きながら「今回はゴメンやで」と言って最終的かつ不可逆的に解決させますけどね。

余談、ひがっしーマンホールについて

最後に、このネタを調査する過程でひとつ発見したことがあるので報告しておきます。

東村山市には、東村山市のゆるキャラ「ひがっしー」のマンホールもあります。市内何か所かにあって、非常に珍しいマンホールです。

ひがっしー マンホール

東村山駅東口(噴水側)を真っすぐ進むとコメダ珈琲がありますが、その店舗前にひがっしーマンホールがあるんですね。

ひがっしー マンホール

マンホールにはQRコードがあったので開いてみました。すると・・・

ひがっしー マンホール

「ページが見つかりません」

わざわざQRコードで読み取ってみたら「ページが見つかりません」。がっかり感ハンパないです。平成23年(2011年)からこうなのかな。早急に対応お願いします。。。

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8 件のコメント

  • 丹念な追跡&リポート、拝読しました。

    東大和市の宝を東村山が我が物顔に…。
    議会でこれまで指摘しなかったばかりか、個人的にブログやfbで日本一美しい取水塔にはしょっちゅうお世話になりながら、実は東大和市なんです!と知らせることもなく、今日まで来ました。責任の一端を痛感しております(^_^;)
    そしてさらにはリンク切れ。
    ひがっしーマンホールを探せ!と始まった当時はちゃんとリンクしていましたが、最近はチェックもしていませんでした。
    重ね重ねでございますm(__)m

    • さとうまさたか様

      コメントありがとうございます!

      市議会議員の佐藤まさたかさんですね!ちょっと想定はしていたんですが政治マターになりそうな雰囲気を感じてドキドキしております(笑)。

      取水塔マンホールの件もひがっしーマンホールの件も、ぼくも最近発見したことですし気づいている人は少ないと思います。

      実は東大和市民3名にインタビューもしてるんです。インタビューというか、この記事の内容を教えてみたんですが、誰も気づいていませんでしたし、笑ってました。でも取水塔は東大和市のものって認識は皆さん持っていましたね。

      いち東村山市民としては「笑えるネタをひとつ手に入れた」って感じなんですけど、相手がいることですからね。ややこしいことにならないといいんですが。

  • 東村山市は、そういう体質なんでしょう。マンホールの蓋は、普通であれば、『これは、東大和市のものだろ、何を考えているんだ。』と、上司が指摘してやめるのが普通です。いけ図々しいとはこのこと。実はこれだけでなく、まだあるのですよ。多摩湖町という地名も何考えているのと思いませんか。聞くところによると東大和市から『使うべきではない』と言われたそうですここまで来ると行政の中身も問われてしまうのではないでしょうか。一つアイデアがあります。東大和市でも多摩湖町という地名を付ければいいですね。どこからも何も言われることはありませんよね(笑)。

    • コメントありがとうございます。

      多摩湖町については記事内でも言及しています。「使うべきではない」との声があがっていて強行したとしたら罪深いっすね。

      東村山市の一連の行動をみていると「領土問題としてはパーフェクトだなぁ」との感想を得ました。これ皮肉も入っていますが、本当にうまいと思いました。まんまと東大和市の財産を我がのも顔で使えちゃっていますから完璧です。

  • ケトジェニックダイエットの記事から来ました。
    出身が東大和なので興味深い記事でした。
    東大和市民からすると東村山は仲間って感じするんですが違いますかね?w
    実際村山の人とも学生時代は交流ありましたし。
    同じ30代で勝手に親近感沸いているのでちょくちょく覗かせて頂きますー!

    • 清水さん、コメントありがとうございます!

      東大和の方ですか。
      いやいや、いろいろすみません。

      おっしゃる通り、東大和は仲間だと思っています。
      個人的にはお隣の市で一番親近感を持っていますから、本当に。

      ぜひぜひまた当サイトを見てやってください。

  • ちょとちょと。ヤバいよこれ。東村山といえば多摩湖だと思ってる人多いんじゃない?マジビックリ。東大和の人、すみません。

  • 今更ですが東大和市在住の弟から知らされてこちらの記事に来ました。私も前は住んでいて、武蔵大和駅(東村山市)から毎日電車に乗って学校に通ってました。
    東村山市、そんなマンホール作ってたんですね!まあちょっと気にはなりますが、話に聞くところでは、ダムが出来て湖底に沈んでしまった村の人達はみんな今の東村山市に移住したのですよね?だから、いいです。ふるさとを失った人達の思いのほうが、現東大和市民の気持ちより、強いんじゃないかなーと思うので。

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