先月、借りていた東村山の倉庫を清算したんです。で、こんな情報に需要あんのか不明だけど、個人的にめちゃくちゃ大変だったんでブログに公開しておきます。
もくじ
父親が10年前から借りてたゴミだらけの倉庫
ぼくの父親は病的な収集癖なんですね。メインは古書なんだけど、骨董と絵画もかなりある。
当然のように家の中が大変なことになるから「ふざけんじゃねーぞ!」って話になってレンタル倉庫を借りることになったのが10年以上前のことです。
その間に父は退職したり脳梗塞になったり認知症がはじまったりと色々とあるわけですが、少なくともここ5年は倉庫を一切開けていなかったんです。
つまり家賃21,000円を垂れ流し(*・∀・)/
そう、もっと安いとこあんだろ!って思うんですが、月に21,000円もするんです。10年で250万円以上をドブに捨ててんですから呆れちゃいますよ。
鍵を発見!5年ぶりに倉庫を開けてみた。
父も渋々ながら倉庫の清算を了承してたんだけど、生返事を繰り返すばかりで一切行動をしませんでした。よくよく聞いてみると鍵を紛失しちゃっているらしい。
ぼくが代わりに不動産屋さんに聞いたら、契約者本人が店舗に出向いて鍵の再発行の手続きをしなきゃいけないらしく、父親本人もぼくら家族も面倒くさがって放置しちゃったんですね。
そんで5年が経過しました。
「倉庫なんとかしなきゃなー!」と脳みその片隅にあったんだけど、ずーっと放置。家賃の垂れ流しはもったいないけど、ぼくが直接的に払っているわけじゃないし、たぶん父親の年金から払ってんだろうからいーやって。全然よくないんですけどね。
大掛かりな片付けって心身ともにエネルギー使うんです。ずっとぼくも家族も見て見ぬふりをしていました。
しかしです。
ある日、母からLINEがきました。
「カギを発見したよ!」
10月に実家で外壁塗装をやったんだけど、その関係でジャングル状態だった父親の寝室を掃除してたときに古びた壺の中から鍵が出てきたそうなんです。奇跡です。
さっそく倉庫に行きました。
でもカギを回して開けようとしたんだけど全然あかないんです。
おかしい、なぜだ??
結論を言うと、倉庫がパンパン過ぎて、中の荷物が内側からシャッターに崩れていて、その圧力で開かなかったようです。それに気づいてフルパワーでシャッターをこじ開けたとたんに大量の本が崩れてきて唖然としました。
なんだよコレは・・・。
開けてビックリ。ぼくの想像をはるかに上回る量のゴミで溢れていました。
実はここでぼくは倉庫をそっと閉じて、1か月くらい放置することになるんです。
現状把握ができたから一歩前進したんだけど、あまりの量に圧倒されて気持ちが萎えちゃったわけです。ほんと片付けって消耗する。。
不動産屋からの連絡。清算を決意!
パンパンの倉庫に圧倒され、放置すること1ヶ月。本当なら再びそのまま塩漬けされたのかもしれないけど、今回はいろいろとタイミングがよかったです。放置してから1か月ほどした時に不動産屋から連絡がきました。
契約の更新です。今回の更新で家賃を消費税分アップするのでヨロシク!
なんと、このタイミングで21,000円から21,600円に家賃アップですって。これでエンジンがかかりました。
実質的に使っていない倉庫の家賃を長年垂れ流していて、それだけで気分悪いのに家賃アップです。さすがの僕でも、「こりゃ何とかしなきゃいかん!!」って思いましたよ。
しかも、契約書をあらためて読んでみたら、倉庫じゃなくって駐車場なんですね。
そう、実はシャッター付きの駐車場だったみたいで、駐車場以外には使用しないでって契約書に書いてありました。つまり契約違反してんですよ。
そんなこんなで、ずーっと赤字を垂れ流していたレンタル倉庫(駐車場)を解約することを決意。家族に作業を丸投げされちゃったし(オイ!)、尻に火を付ける意味で「来月いっぱいで解約します」って不動産屋さんに電話しました。
古書店に出張買取を依頼
ぼくが真っ先に行動したのは古書屋さんへの出張買取の依頼です。
倉庫にあるのは「古本」というか「古書」だからブックオフとかじゃまず買い取ってくれません。そこで昔お世話になったことがある小金井市の中央書房さんに相談してみました。店舗を訪問して写真を見せて現状を報告。2週間後に出張買取に来てくれることになりました。
そして当日。倉庫を開けた瞬間、百戦錬磨の中央書房のおじさんもビックリしていましたからね。3人で来たんだけど、一目見て助っ人を電話で呼んでいました(笑)。
大人4人が5時間くらいかけて古書を搬出。中央書房さんが助かるのは、値段が付かない本も引き取ってくれること。でも倉庫に電気が通っていなくて、日も暮れて奥が見えなくなったため最後まではできませんでした。3分の2から4分の3くらいのところで古書の搬出作業は終了。
古書の出張買取は3万5千円になりました。買取金額はいいとして、ぼくが想定していたよりもモノが減らなくて残念。
そう、出張買取は値段の付かない本も持って行ってくれるって話だったから、もっとスカスカ状態になると思ってました。
誤算だったのは、衣料品や骨とう品や家具なども大量にあったこと。古書がほとんどだと思っていたけど違かったんですね。
さてと、これをどうするか・・。
不用品回収業者に見積もってもらったら7万5千円でした。7万5千円を払えばキレイさっぱり持って行ってくれるらしいんだけど、自分でできるかひとまずやってみることに。
粗大ごみの自己搬入(持ち込み)
自動車に荷物を詰めこんで、東村山市のゴミ処理施設「秋水園(東村山市秋津町4-17-1)」に何度も往復しました。
ごみの引き取り料金なんですが、10キロ当たり350円です。書籍とダンボールは無料で引き取ってくれます。
最終的には17回も訪問していました。引き取り費用の合計は3万円弱です。17回も訪問すると職員のおじちゃんたちとも仲良くなるもので、最後のほうには僕の実家を特定されましたからね。「もしかして○○さんちの隣?」って言われてビビりましたよ(笑)。
トレジャーファクトリーに買取依頼
リサイクルショップに買い取ってもらうという発想はなかったんですが、たまたま武蔵村山市のトレジャーファクトリーの横を通った時にピンときました。聞いてみたところ、衣料品なら買取できない商品も無料で処分してくれるというのです。
倉庫には衣料品も大量にありました。衣料品だけで車2往復分は買い取ってもらいました。買取価格は4千円くらいだったかな。本来赤字なんですから、少しでもお金をもらえて値段が付かない衣料品も処分できるのは大変助かりました。
うれしい誤算だったのは、大量にあった食器や骨董類も買い取ってくれることです。驚きました。本当にありがたい。結局トレジャーファクトリーには合計10往復分くらい買い取ってもらいました。大満足です。
2週間の進行具合を写真で振り返る
進捗を写真で見てみてくださいよ。本格的に掃除をしだして2週間でキレイにすることができました。
物ってオーラがあると思うんですよ。倉庫がパンパンだった時は負のオーラが充満していました。それが物が少なくなっていくごとに、負のオーラが減って爽やかな雰囲気に変わっていきました。最後は清掃作業がちょっと楽しくなってましたもん。
まとめ
ろくに使っていない倉庫(駐車場)に10年以上、月21000円を支払い続けていたんですが、遂に清算することができました。
古書の出張買取、リサイクルショップ(トレファク)、ゴミの持ち込み搬入などを駆使して、ぼく1人で2週間ほどでやり切りました。
あーー、きもちいぃ!!
10年で250万もドブに捨てていたなんて(笑)
清掃作業の写真を見ていて
最後に綺麗になったガレージになってとてもスッキリして気持ちがいいですね!
何回も往復してゴミの片付け大変でしたね!
お疲れ様でした^^
三木さん
コメントありがとうございます!倉庫掃除はぼくの中で去年一番の出来事でした。ずっと気にしながらも無視してきた倉庫をやっと清算できたおかげで、スッキリとした気分で新年を迎えられましたよ(^^)
[…] 去年10年以上借りていたガレージを解約したって記事をアップしたんですが、そん時にトレジャーファクトリーというリサイクルショップにお世話になったんですね。 […]
お疲れ様でした。
あの倉庫?を一人で片付けるのは、さぞ大変だったことと思います。
うちも高齢の母がいるので他人事ではないです。
覚悟しておかないと。
コメントありがとうございます!
モノが多いと片付けるのが大変ですよね。
はじめまして。とても面白かったです。
私の父もそうですが 年輩の人ってなかなかモノを捨てないんですよね
使うわけでもなく ただただ集めて満足 みたいな、、。
でも なんとなく気持ちはわかるのです。
大変な片付け作業 ホントにお疲れ様でした。
他のたくさんの記事も興味深く拝読させていただきました。
ミオレナさん、ありがとうございます!コメントをいただき当時のことを思い出しました。電卓をはじくと、この時に清算できていなければプラス90万円ほど支払いが増えていたとわかり、心からよかったと思います!私のほうからもブログお邪魔します。