選挙の出口調査のバイトをしたんだけど幸運に感謝した

出口調査のアルバイト

選挙の出口調査のアルバイトしました

これは前回の記事「選挙の世論調査のバイトをしたんだけど最高すぎて人生狂うかもしれん」の続編的な記事です。

そう、世論調査の記事でもチラッと書いたけど、選挙の出口調査のバイトをしたんですよ。事前研修+選挙当日だけの激短バイトです。選挙当日は大雨で大変でしたが、まぁトータル有意義でしたよ。

それでは以下で詳しく。

テレビ朝日の期日前投票を受けました

この話には伏線があるんですね。

研修の2日前に、ぼくはテレビ朝日による出口調査を受けたんです。

期日前投票を終えて東村山市民センターを出てきたら、中年女性がテレビ朝日の腕章をつけて立っていて、「出口調査のご協力お願いします」と言うもんだから、よろこんで了承しました。

出口調査は初体験。今はタブレット端末を使うんですね。調査員さんが「前へならえ」みたいに両手を伸ばしてタブレット端末を向けてくれて、画面に表示された選択肢をタッチして選ぶだけの簡単な調査でした。

「画面をタッチするだけだし、調査員さんに投票行動を知られないってのは素晴らしいな」と思いましたよ。

感心しながらも、ぼくは内心複雑でした。なぜなら仕事としてあまりにイージーだからです。簡単すぎる。小学生でもできる仕事内容です。「簡単すぎて超つまんなそうじゃん」って若干ガッカリしました。

「日本で最も有名な放送局」は裏切らない

そんで研修当日です。

あの、ぼくの雇用主ですが、期日前投票で調査協力をしたテレビ朝日ではないんです。「日本で最も有名な放送局」とだけ書いておきます。

出口調査のバイトには3時間ほどの事前研修があったんだけど、この研修では驚きまくりでした。

タブレットではなく紙

タブレット端末なんだと思い込んでいたんですよ。でも実際は紙でした。

紙かよ!!

って思いましたよ(笑)。

はい、ぼくの雇用先の「日本で最も有名な放送局」は今も調査用紙を使っているんです。まぁまぁ、タブレットじゃ簡単すぎると思っていたから、むしろ好都合。OKです。

とは言え、業務効率や調査協力してくれる一般の方の負担を考えたらタブレット端末にすべきでしょうね。

研修では「選択ミスを防ぐ施策」や「プライバシーに配慮する作法」などをレクチャーされたんですが、そのような問題はタブレット端末だったら起こりえません。

紙だと調査協力していただいた方の投票行動を調査員が知ることができます。まぁ見ず知らずの人の投票先を知ったところで何の得にもならんのですが、調査協力する側としてはちょっと嫌ですよね。

ガラケー&iモードを使う

もうひとつびっくらこいたのは、iモードを使ってデータ送信すること。

そう、調査員それぞれにガラケーが支給されるんですが、調査が終わったら調査データをiモードアプリを使って送信するんです。

もう「iモード」って単語がエモいですよね。久々に聞いた。懐かしすぎてキュンキュンする。二年ぐらい前にiモードが終焉したってニュースを見た気がするんですが、それは勘違いだったのかな。

なんだか久々に同級生とバッタリ遭遇した感じでした。

ぼく
おお!!iモードじゃん!こんなところで何してんの?え、おれ?おれは面白そうだから出口調査のバイトやろうと思ってさ。え、おまえが調査データを送るの手伝ってくれんの?マジで?うわーー、おもしろ!いやー、こんなところで会うと思わなかったよ。何年ぶりだろー!

・・・みたいなね。

とまぁ、個人的には嬉しかったんだけど、やっぱiモードくんは時代遅れです。

だって調査用紙の結果をいちいちガラケーで入力していくんですもん。記入ミスもあれば入力ミスもあります。タブレット端末だったらそーいうことは起こりません。

FAXを使って報告書を送付

旧友のiモードくんとまさかの再会によろこんでたら、FAXくんが現れて腰を抜かしました。

そうなんですよ。なんかね、当日までに調査会場を下見して手書きの報告書を作成しなきゃいけなくて、それをFAXで送れってんですよ。

いやー、FAXを送信するのは10年以上ぶりっすわ。ぼくにとってFAXは「あの人は今!?」みたいな感じ。新卒会社員時代は毎日のようにお世話になっていました。最近めっきり噂を聞かなくなったけど元気に活躍してんですね。FAXも思い出がいっぱいです。

テレビ局を乗っ取りたくなる気持ちわかる

もろもろ懐かしくて胸ときめいちゃったんですよ。ときめいたんだけど、あまりに非効率な働き方に心配になりました。日本が誇る巨大放送局がこれですからね。結構ヤバいと思います。

さっき書いた下見の件ですが、手書きのマップも書かなきゃいけないんですよ。その理由が「欠員やらトラブった時に遠隔地から現場を把握するため」ですって。

地図の書き方をレクチャーされたんだけど『グーグルマップって知ってます?』と言いたかったもん(笑)。

その他にも、「電話を何度もかける」「勤務時間表などを切手を貼った手紙で送付」「4時間トイレ休憩もなし」「やたら研修に人数をかける」「とにかく手書き」などなど。

ソフトバンクの孫さん、楽天の三木谷さん、ライブドアの堀江さん、サイバーエージェントの藤田さんなど、IT業界の大物たちがテレビ局を乗っ取ろうとしてきた理由がわかった気がしました。

こんだけ非効率な働き方をしていたら「この業界は伸びしろありまくる!」って思いますよね。ぼくも5000兆円もってたらテレビ局を買収するもん。

選挙当日は大雨

さてさて調査当日です。

ご存知の通り、選挙当日は全国的に大雨でした。台風きてましたよね。

あなたも「雨かよー!!」って嘆いてたかもしれないけど、出口調査の調査員は悲惨だったと思いますよ。もうビチョビチョに全身濡れながらの調査です。地獄ですよ。

あんな雨の中、だれも足を止めて調査に協力してくれないですよね。調査員のみんな、大変だったと思います。いやー、ご苦労様です。

なんだか他人事みたいに言ってるけど、ぼくは室内で調査できたんです。

そうそう、出口調査ってほとんどが敷地外での調査を強いられるそうなんです。とくに近年は敷地外での調査が多いみたい。

ところがぼくは無駄に運が良いんで、担当した選管の人が優しい方で「こんな天気ですからロビーでどうぞ」って言ってくださいました。これはラッキー。

調査は簡単で天国

調査自体はとても簡単です。

投票を終えた人に出口調査のお願いをして、質問が7つくらい載っているペライチの用紙を渡すだけ。選択式なので早ければ20秒で終わる調査です。

驚いたんですが、みなさんすんごく協力してくれんですね。打率7割以上。ほとんど断られない。精神的にも肉体的にもほんと楽でした。コーヒーを差し入れてもらったりしてね。

雨ん中で凍えながら調査している仲間を想像したら天国に思えました。外はキツかっただろうなー。

あと、ぼくが担当した選挙区がメディアでも注目されているところだったので選挙動向をいち早く知れたのは結構うれしかったです。

とはいえ、ぼくが出口調査で得た感触と実際の選挙結果はまったく違うものでしたけどね。あれって統計調査だから、一か所の調査結果だけじゃ意味ないんですね。

あとあと、ぼくの調査会場では共同通信社と日本テレビも調査していました。2社とも紙の調査をしてたんで、効率悪い働き方をしてんのはマスコミの傾向なのかもしれませんね。タブレット端末を導入しているテレビ朝日が少数派みたいです。

出口調査のバイトを検討している人へ

さて、出口調査のアルバイトを検討している人に向けた情報も書いときますね。

時給はどれくらい?

ぼくが貰ったズバリの数字は書きませんが、東京だと1200円~1400円くらいが相場みたいです。研修や下見も時給は発生しましたし、交通費も全額でました。

都心部だと1500円以上のバイトなんでゴロゴロあるんで、時給は全然高くないです。稼ぐことを重視している人にはオススメしません。東村山周辺の室内でのシール張りの仕事でも時給1100円もらえますから。

有権者の反応は?

ほとんどの人が協力してくれます。断られるとしても「ちょっと急いでいるんで」とかそんなもんです。

数人にぼくが担当した放送局について嫌味を言われましたが、それも大したことないですし、嫌な気持ちにさせられることはなかったです。

キツイの?

天気に大きく左右されると思います。室内だと楽です。今回みたいな大雨だと外での調査は地獄でしょうね。

ぼくがこの仕事で煩わしかったのは、「iモード操作」や「いちいち手書き」みたいな部分ですね。

楽しいことは?

なんでしょうね。政治について熱く語ってくる方もいて、それは面白かったですよ。ぼくはニコニコしながら「そうですね」と言うだけなんですが。

あと、業務効率を無視した働き方なんかも一周まわって面白いんですけどね。経験として。

有権者の投票行動を把握できるの?

調査結果は見れますよ。見れるけどいちいち見ませんでしたけどね。調査でうけた感触と実際の結果は違ったし。

調査するときの服装は?

スーツ必着じゃないです。カジュアルフォーマルでOKです。ぼくは黒のチノパンにオックスフォード白シャツにスニーカーでした。

どんな人が働いているの?

老若男女、幅広かったです。大学生もいれば70オーバーのお年寄りもいましたよ。

他のバイトさんとの絡みはほとんどないので、どういう属性の人かはわかりませんでした。

どんな人におすすめ?

「出口調査やってみたい!」って直感的に思える人にはオススメです。逆に言うと、「楽しそう!」って思えない人にはオススメできません。

選挙なんて数年に1回のお祭りじゃないですか。希少なイベントで、やるチャンスもあまり巡ってきません。経験としてやってみたい人にはオススメです。実際、とても貴重で有意義な経験となりました。

お金以外で得たものある?

挨拶にしっかり反応しようと思いました。

ぼくは選挙会場に来た人すべてに挨拶したんですね。「おはようございます」とか言ってたんですけど、ざっくり7割の人は目を合わせるでもなく小声で「おはようございます」と返事したり、会釈だけのリアクションを返してくれました。普段のぼくはコレだと思います。

2割の人はガン無視。まったく無反応で通り過ぎます。

1割くらいの人はしっかりはっきり挨拶を返してくれました。ご苦労様ですとか優しい言葉を添えてくれたりね。

こういった損得のない部分で礼儀正しい人って素敵だと思ったんですよ。自分もそうありたい、見習おうと思いました。

この仕事またやりたい?

二度とやりません(笑)。もともと色んな経験したくて激短バイトしてるってのと、もし雨だったら相当キツいだろうなってのがありますね。一度やれば十分かなって思いました。

その他の選挙関連のバイトは?

出口調査以外にも選挙関連のアルバイトはあります。

世論調査(有権者に電話する)、出口調査の集計(調査員のデータをまとめる)、出口調査の監視(調査員がサボってないか調査)、投票所の立会人(投票用紙を渡したりする人)、選挙会場の設営や撤去(あんま選挙関係ない)、選挙カーのウグイス嬢(立候補者の名を連呼する)、開票作業(投票結果を集計)などなど。

タウンワークとかに普通に募集されています。どれも期間限定のお仕事なので、興味ある人はぜひどうぞ。

まとめ

世論調査のバイトで誘われて、選挙の出口調査をやってみました。「世論調査よりも面白そうじゃん!」と思ってたんですが、もろもろ世論調査の方がよかったです。

とはいえ、ひとつの経験として有意義でした。やってよかったです。

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