2019年もトライアスロン珠洲に参加しましたのでブログに記録しておきます。今回で5回目、Bタイプでの出場です。
もくじ
トライアスロン珠洲2019、大会前日の説明会など
ではでは、トライアスロン珠洲・2019年大会(第30回大会)を写真を交えながら振り返っていきますね。
前日説明会
大会は2019年8月24日25日に実施されました。24日はジュニア大会と前日説明会があり、ぼくは一番早い12時からの事前説明会に参加したわけです。
説明会の前には選手登録とバイク車検を実施する必要があります。このバイク車検はかなり簡素なもので、ブレーキチェックをするくらい。10秒ほどで終了。
会場にはトライアスロン関連グッズを販売している店も出張しているので、必要なモノはだいたい揃えることができます。
自転車屋さんも出張していまして、点検が500円だったのでお願いしました。すると「チェーンがヘタっている」と指摘されたので交換してもらうことに。アルテグラのチェーンに工賃をプラスして4000円ほどでした。
要するに、「前日にバイク車検をしてみたらロードバイクが壊れていた!修理じゃ無理なレベルだ!」みたいなことはあり得ると思うんですよ。それってジエンドじゃないですか。
じゃなくても、ロードバイクを自宅から珠洲まで持ってくるのって結構ダルいですよね。自動車でくる方はまだいいけど、飛行機だとかなり面倒くさい。それこそ輸送中に壊れちゃう不安もある。
だからロードバイクのレンタルサービスがあったらいいのにって思った次第です。
調べてみたら全国的には複数あるようですね。特にロードバイク乗りが集まるような観光地にはチラホラある。ただし珠洲市および能登には存在しないみたいです。ガクリ。
でも全国に配達してくれるロードバイクのレンタルサービスを発見しました。
http://power-kids.co.jp/rental-bike/
なかなか良さそうなサービスです。良さそうなんだけどウェブサイトの情報量が少なすぎてイマイチよくわかりませんね。
まぁまぁ、事前に配送予約しなきゃいけないサービスだから急なレンタルは無理だけど、自転車旅の助けにはなりそうです。
車検が終わったら、うどん屋のんちへ。
のんち、数年前にミシュランに掲載されちゃったからか、オープン前に行列ができるし営業時間終了を待たずに麺切れ閉店なんですよね。
うどん食べたら再び会場へ。12時からの事前説明会は27分ほどで終了しました。
前大会からスイムコース&ルールが大幅変更されました(でも前大会はスイム中止)。
- スイムコースが2周になった
- スイムSKIPが可能になった
という2点がデカいですかね。
あまり沖まで行かないので波や潮の影響が少なくなるし、2周目に入る前にエイドステーション使えるしSKIPもできるし、競技スペースが小さくなるからライフセーバーさんとかも目視しやすい。
説明会が終わるころに通り雨が。確かこの時間帯にジュニアトライアスロンが競技中だったはず。雨は短時間でやんだけど結構強かったので可哀想。
説明会の会場ではお蕎麦とうどんが無料でふるまわれています。うどん食べたばかりだけど食うよね。
カーボパーティー
カーボパーティーです。フラダンスとか色々と歓迎してくれました。
会場の隅には歴代の大会ポスターや記念Tシャツなどが並べられています。
「選手宣誓の時に会場の皆さんも手を掲げる」という現象が発生。こんなこと今までなかったと思う。代表の選手が会場のみんなに促したのかな?
カーボパーティで振舞われた食事です。持久力競技は数日前から炭水化物(カーボ)を体内に蓄積させとくと良いらしいです。
ぼく調べですが、食事開始はパーティー開始から約25分後です。これはカーボパーティーも閉会の表彰パーティーも同様。
家に帰って民泊してくださった方々と軽く食事(今年は4名来てくれました)。
ここ3年くらい、大会前日は
という流れですね。
トライアスロン珠洲2019、大会当日
さてさて大会当日です。
悲報:カメラ設定をミスる
大会当日について写真を交えてレポートしますが、まず悲報からお伝えします。写真撮影でしくじりました。
↑写真フォルダはご覧の有様です。なんと「常時フラッシュ有り」の設定をしていたことに気付かず撮影していました。
はい、ぼくはGoogle Pixel3(スマホ)を使用して写真を撮っていたんですが、明るいところでフラッシュ撮影すると、撮影ボタンを押してから実際に撮影されるまで0.5秒くらい時間がかかるんです。
その結果、シャッターチャンスを逃しまくった写真ばかりになりました!バイク競技中なんかは顕著ですね。撮影ボタンを押してスマホをおろしたところで撮影されてます。
ということで、写真の質は悪いですよ、と。
Aタイプのスイム・バイクを応援
話を本題に戻します。こちらAタイプ(ミドルディスタンス)のスタート前。ぼくはBタイプ(ショートディスタンス)での参加だったので応援です。
天気は晴れ。それはよかったのですが高波が懸念材料でした。
朝6時時点での海のコンディション。
大会ゲストの菊池弁護士が応援スピーチ。
『(自分の頭を触りながら)天気がイマイチで心配していましたけど私が話しだしたら晴れてきましたね!』『煽り運転はダメですよ皆さん!』
など、短い間にユーモアを放り込むトークは流石でした。
ちなみに菊池弁護士はトライアスロン珠洲には過去10大会ほど参加していて、今回はBタイプでスイムだけ参加するとのこと。
スタート!!
Aタイプ折り返し時点で1位の人だったかな。
スイムが2周制になったメリットの1つに「応援しやすい」というのもあります。折り返し地点でも応援できる。
今年もバイク出走地点で声援をおくっていました。
声援をおくっていた1時間ほどの間に5名のかたがチェーン外れで苦労していましたね。出走直後のチェーン外れ、わりと多いです。
Bタイプ、SWIMスタート
去年の事件もあるので今回は応援をちょっと早めに切り上げてBタイプ出場の準備です。
トライアスロン珠洲のバイクラックはこんな感じ。
さてさて、ぼくはBタイプだったわけですが、波はAタイプの時より高くなっていました。
Aタイプのスイムが一通り終わった頃、ビーチに審判委員長がいたので声をかけたところ「リタイア数はそんなでもないけど、SKIPが多いし波の高さが・・・Bタイプのスイムを実施するか再協議する必要がある」と仰っていました。なので「もしかしたらBタイプのスイム中止かも」とか心配したんですが、結局スイムは実施されることになり一安心。
ただしスタート直前には『沖のほうにカミナリ雲が確認できました。もし雷が落ちたらその時点でスイムは中止となります。ライフセーバーの指示に従ってください』というアナウンスがありましたけどね。
「そんな天候でやるのか」と苦笑いしつつ、運営さんが『何としてもスイムを実施させたい!』という思いで頑張ってくれたのではないでしょうか。
そしてBタイプのスイムをやってみて・・・。
波が高い!
はい、かなり驚きました。初トライアスロンでの「鮭の帰省ばりの大群巻き込まれスイム」以来の衝撃でした。
ぼくは過去こんな高い波を泳いだことがないっす。グワングワン波がきて、「マジかよ!」と思いながら必死で泳いでいましたもん。
そして気持ち悪くなりましたね。あとで「波酔い」という言葉を知ったんですが、泳ぎながら波で酔うんです。『スイム中に吐いた』という人も多数。
2周制だから折り返し地点でエイドステーションに寄れるから、ちょっと楽になったはずなのにエネルギーゲージがゼロ寸前くらいまでに疲れました。
どうにか泳ぎきってビーチにあがった時には疲労と酔いでフラフラ。フラフラなんだけど「やばい、下手したら審判団に強制リタイヤされる」と思ってゆっくり一歩一歩しっかり砂浜を歩きましたもん。
Bタイプ、BIKEスタート
そしてバイクです。
スイムで体力を使いきり、酔いの症状もあったんですが、バイクで走っているうちに回復したんでよかったです。
やっぱバイクは楽しい。今年はやや風が強い時間もありましたが、天気も良く楽しめました。
トライアスロン珠洲のバイクコースは好き。飽きない。
そういえば大会中に救急車がサイレン鳴らして走っているのを3回目撃しました。とりあえず死者はでてないみたいですけど大丈夫だったんですかね。
木浦の峠。
木浦峠の下りは追い越し禁止区間があります。かなりスピードがでるので注意。
トライアスロン珠洲のエイドステーション。
ボランティアの皆さん、いつもご支援ありがとうございます!
メインディッシュの大谷峠。
眺めは良い!眺めは。
大谷峠は旧道に入ってからが本番です!
自転車を落りちゃう人もチラホラ。
「まだ続くのかよ!!」
ほんとキツいんだけど楽しくもあるんですよね。
そう、1周のみのBタイプだったら楽しめます。Aタイプの2周目は心が折れそうになる。
キツイ大谷峠を越えたらしばらくご褒美タイム。ひゃっほーー!
バイク、ゴールです。1周なら楽しめますね。2周するAタイプも楽しめるくらい進化したいんですが。ちょっとバイクは考えなきゃですね。
バイクラックに帰ってきたら荷物が濡れていまして、どうやらスポット雨が降ったそうです。幸いぼくはまったく雨には遭遇しなかったです。
Bタイプ、RUNスタート
さて、いよいよ最後のランです。
いい天気!
今年も暑い中、応援してくれていました。
エイドステーションも賑やか。ライフセーバーさんのボートを乗せた京都ナンバーの車がお通りです(京都から来てたのか!)。
毎年思っているんですが、スイカがやたら旨いんですよね。これ競技中だからそう感じるとかじゃないです。カーボパーティーやら表彰式でも食べててやたら甘いんです。
スーパーなどで「珠洲赤土スイカ」というブランドのスイカを見かけたけど、トライアスロンのスイカは「珠洲赤土スイカ」なのかな?
ああそういえば、ぼくのお婆ちゃんがスイカを作っていてね、子供の頃は珠洲の爺ちゃん婆ちゃんの家に行けばスイカが食べ放題だからそれが楽しみでした。あれは嬉しかったなぁ。うまかった。
トライアスロン珠洲のスイムコースになっている鉢ヶ崎ビーチだって、ぼくは夏休みに毎年遊んでいたわけです。そこをね、今は大人になってトライアスロンに参加して泳いでいるわけですよ。
いやー、なんて言うのか、グッとくるものがありますね。はは笑。
ぼくは「1秒でも早くゴールしたい!」みたいな競技志向ではなく、楽しいからトライアスロンをやっているエンジョイ志向なんですね。それに加えて珠洲愛もあるから、応援してくれている地元の皆さまにもめちゃくちゃ感謝してんです。
ってことで、「応援にはすべてリアクションをする」ってのがマイルールなわけですが、今回新しい技を生み出しました。
ハイタッチです。
ランで沿道で応援してくれている方々にハイタッチしまくりました。少し手前から手を差し出しながら「お母さん、タッチ!タッチ!」「お父さん、タッチ!!パワーもらいました!」みたいにやってました。
これめちゃくちゃイイですよ。要するにめっちゃ応援してもらえる。不思議とめちゃくちゃ喜んでもらえる。楽しい。
皆さん自分の道路側を走る選手に声援をおくるんだけど、ハイタッチなんてしていると覚えてもらえるから、折り返しで反対側の道路からも応援してもらえますからね。体感だと声援が5倍アップ。楽しいランになります。おすすめ。
みんながんばってます。
ゴール!ハイタッチしながらヘラヘラ笑って走っていたのでゴールまであっという間ですね。
ゴール後の風景。
平和。幸福度が高い空間。
ドリンク、パン、おにぎり、フルーツ、豚汁などが無料でふるまわれています。
治療スペースもある。
腹ごしらえをしたあとはゴール前でしばし声援をおくっていました。
多くのトライアスロン大会では、ゴールの手前で家族や仲間と合流して一緒にゴールテープを切ることができます。すてきな瞬間です。
トライアスロン珠洲、表彰パーティー
表彰パーティー開始から20分後くらいに到着。
優秀選手のみなさま。かっこいい。
トライアスロン珠洲2019年大会のデータまとめ
さてと、トライアスロン珠洲2019年大会のデータを一覧してみました(大会成績の詳細はトライアスロン珠洲の公式サイトで公開されています)。
ちなみに、Aタイプ、Bタイプそれぞれの項目の後ろに()で数字を入れていますが、これは2016年大会の数字です。
はい、2018年大会は台風の影響でスイムが中止になってしまいましたし、2017年大会は恐ろしいほど潮の流れが強くDNF続出の大会(Aタイプの完走率73.3%)だったので、天候に恵まれた2016年大会の数字が参考として適切かなと思った次第です。
Aタイプ | Bタイプ | |
エントリー数 | 805(1000) | 469(500) |
完走者数 | 633(832) | 379(448) |
DNF(総数) | 92(74) | 25(11) |
DNF(スイム) | 22(7) | 13(2) |
DNF(バイク) | 44(28) | 9(6) |
DNF(ラン) | 26(39) | 3(3) |
スイムSKIP | 19(-) | 31(-) |
TOV | 1(0) | 0(0) |
DNS | 59(94) | 34(41) |
完走率 | 84.8%(91.8%) | 87.1%(97.6%) |
最年長の完走者 | 75歳(65歳) | 75歳(80歳) |
こうやって数字で比較するのはおもしろいですね。数字をみても「今年はスイムがキツかったんだなぁ」ってわかりますね。SKIPも結構います。風もやや強かった印象だったのでバイクでのDNFも多めです。
DNFとは、Do Not Finishという意味。大会に出場したものの何らかの理由でゴールができなかった人のことです。スイム、バイク、ランそれぞれに時間制限があるため、どの種目でDNFになったか記録されます。
SKIPとは、スイム棄権を意味します。トライアスロン珠洲では、スイム競技前およびスイム折り返し時点で自己申告によってスイムをスキップしてバイクへ進むことができます。競技は続けられますがゴールをしても完走扱いにはなりません。
TOVとは、Time overという意味。ローカルルールとして設けられているようですが、正式にはTOVは存在せずDNFとなります。どうやらランでギリギリ時間制限に間に合わなかった人に例外的にTOVを適用してあげているようですがトライアスロン珠洲においてもDNFとTOVのさじ加減は明確になっていないようです。
DNSとは、Do Not Startという意味。大会にエントリーしたものの何らかの理由で出場できなかった人のことです。
トライアスロン珠洲2019:まとめ
トライアスロン珠洲2019年大会の思い出としてパッと挙げるなら「波」と「ハイタッチ」です。最初は大変だけど最後は楽しいという理想的なストーリーじゃないでしょうか。高波や波酔いも、ぼくの経験値となりました。
実質的に今年からスイムが2周制となりSKIPも導入されましたね。ガチ勢の皆さんは残念がってるかもですが、個人的にはプラス要因です。
波やら風やら贅沢を言えばきりがありませんが、とにかく晴れてよかったです。雨だとね、珠洲の風景も応援もイマイチになっちゃいますから晴れてよかった。
まとめると、良い大会でした。楽しかった!
最後に感謝を。
大会に参加してくれた方もこの記事を読んでくれているんですかね。参加してくれてありがとうございました。楽しんでいただけてたら嬉しいです。
運営やボランティアの皆さん、声援をおくってくれたみなさんも、ありがとうございました。みなさんのおかげです。
そして珠洲の家に民泊してくれた皆さんもありがとうございました。またお会いしましょう!
そしてそして、この記事を読んでくれたあなたにも感謝!
2019大会お疲れ様でした。
急なお願いで民泊させていただいた者です。
珠洲の自然がいっぱいの環境に惚れ込み、佐渡トライを辞めてまで参加している大会です。
私も記録より、楽しむ事をモットーに参加していますので、スイムの波に負けずAタイプ完走出来ました。
また、来年参加出来たらと思ってます。
ありがとうございました。
コメントありがとうございます!Wさんですかね。
Aタイプ完走おめでとうございます。トライアスロン珠洲、楽しんでいただけたのなら嬉しいです。
またお会いしましょう!
あけましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりありがとうございました。
今年は三年ぶりに宮古島トライに挑戦します。寒いのが苦手なので、冬のバイクトレーニングが心配です。
また、最近は肩が痛くスイムも心配の種となってます。
完走目指し、練習がんばります。
本年もよろしくお願いいたします。
あけましておめでとうございます!こちらこそ、素敵な出会いに感謝しています。宮古島トライアスロンですか!すばらしいですね。刺激されました。ぼくも新しい挑戦を考えます(^^)