【違法】東村山市内で「アツミゲシ」を発見した!【あへん法、麻薬及び向精神薬取締法】

アツミゲシ 東村山市

あへん法、麻薬及び向精神薬取締法で禁止されている「アツミゲシ」を東京都東村山市内で発見しました。アツミゲシの特徴や発見したときの注意点などを紹介します。

もくじ

「アツミゲシ」の花が咲いていた!

先日、『東村山市内に特定外来植物「オオキンケイギク」がたくさん咲いてる』という記事をアップしましたが、その数日後、なんと東村山市内で散歩していたら「アツミゲシ」を発見しました!

アツミゲシ 東京都

数日前まで特定外来植物でわーきゃー言っておりましたが、アツミゲシは格上。警察案件です。

アツミゲシは麻薬やアヘンの原料となるため「あへん法」「麻薬及び向精神薬取締法」によって原則栽培が禁止されています。発見したらすぐに警察に通報するように告知されている植物です。

アツミゲシ 花

↑アツミゲシの花。

前回の特定外来植物のブログ記事を作成する過程でちらっとケシの花に関するネット記事もみていたので「あれ?」と気づくことができました。1週間前だったらまったく気づかなかった。

Googleレンズ(画像から情報検索できるサービス)を使ってみたら「アツミゲシ」との判定がでたので、さらにネット検索。花や葉の特徴からアツミゲシであることを特定しました。

アツミゲシ 葉

↑アツミゲシの葉。

アスファルトの隙間から生えていました。かなり生命力や繁殖力が強そう。

アツミゲシ つぼみ

↑アツミゲシのつぼみ。

この場所にアツミゲシは合計で3株ありました。

アツミゲシに関する動画。

アツミゲシを発見したときの対処法

アツミゲシを見つけたら抜いたり切ったりせずに警察に通報しましょう。ご自身の敷地内であっても抜くことなく警察に連絡することが望ましいです。

自宅であっても処分するまえに連絡したほうがいい理由は、あへん法で規定する『けしがら(けしの麻薬を抽出することができる部分,種子を除く)』の所持も禁止されているからです。つまり引き抜いたアツミゲシを持っているだけでも法的に危うい。

あへん法、麻薬及び向精神薬取締法によってアツミゲシの栽培は禁止されています。罰則として非営利目的の場合であっても栽培は7年以下の懲役だそうです(営利目的だともっと重い罪になる)。

さすがに警察署に報告することが目的であると明らかなら罪に問われることはないと思いますが、けしがらの不法所持は非営利目的でも7年以下の懲役になる可能性があります。慎重な行動をおすすめします。

自宅の場合は警察からご自身での駆除(根元から抜いて燃えるゴミにだす)を指示される場合もあるそうです。警察に「自分で処分していいか?」などと電話一本いれておくと安心です。

東村山市警察署に行ってきた

電話じゃ説明が大変そうなので東村山市警察署に行ってきました。

東村山市警察署

受付で事情を説明すると麻薬担当的な警察官のかたが登場。撮影したアツミゲシの写真を見せ、発見した日時や場所などを報告しました。

・すぐに現地に向かい駆除する
・周辺にも生えていないか調べる
・駆除したら小平の施設に持っていく
・東村山市内でもたまに同様の通報がある
・たぶん鳥や建設土がアツミゲシを運んでいる

と、おっしゃっていました。

そして警察への通報から6時間後には駆除されているのを確認。仕事がはやい。

「小平の施設」というのは小平市にある「東京都薬用植物園」のことですかね。ここには「ケシ・アサ試験区」もあり、ケシの花を含めて栽培が違法な植物も鑑賞できます。入園料は無料。おすすめです。

まとめ

散歩しながら特定外来種を探していたらあへん法・麻薬及び向精神薬取締法で取り締まりがされているアツミゲシを発見。警察に通報しました。

調べたら2021年度は東京都内で5249本のアツミゲシが駆除されているようです。もしあなたもアツミゲシを発見したら写真や場所を記録して警察に通報してください。

ではではー!

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