なんだこの店？！武蔵村山市の手打うどん店「田舎屋」のサービスが良すぎて心配になった件

武蔵村山にある「田舍屋」なんですけどね、この店のサービスの良さは異常です。ちょっと心配になるくらい。まぁ僕の不思議体験を紹介しますよ。

平日の14時40分頃ですよ。満月うどんの帰り道。「せっかく自転車で来たんだから普段通らない道を通ろう！」と怪しいトンネルで恐怖体験をしたりしながらの帰宅中。肉汁うどんのノボリ旗を見付けちゃいました。こりゃ行かねば！

ノボリ旗から１０メートル奥に入った場所に店舗があり、店の前でオジサン二人が話していました。

玄関横に「準備中」の札があったので帰ろうとしたんです。４０分くらい前に満月うどんで特盛を食べていたのでお腹は満たされているし「まぁいいか」と思って帰ろうとしたら店主らしきオジサンが『やってますよ』と。声をかけられたら弱いので入店しました。

この店主がひじょーーに面白く魅力的なんです。見た目は久間章生・元防衛大臣にそっくり。

中身はまるで西田敏行さん。ご機嫌で、気さくで、話にウィットを効かせていて楽しい人なんです。

店内の様子。お客さんは誰もいませんでした。『お湯止めちゃったから10分以上時間かかるけどゴメンナサイね』と言っていたんで、たぶん営業時間は終了してたんだと思います。

「肉汁ざるうどん（500円）」の並を注文。この店、全体的に価格安めです。『家賃がないぶん価格を抑えてるんです』とのこと。住宅兼店舗みたいです。

カウンター席に小麦粉の塊みたいなのが置いてあったので「コレなんすか？」と聞いたら『団子です』と。「団子も売っているんですね」と言うと『いや、お客さんにあげてんです』ですって（笑）。

席について待っていると天ぷらが出されました。なんと、お代はいらないとか。『クズばかりでごめんなさいね。うどんに入れたり醤油かけて食べてください』と。そして厨房に戻って口笛を吹いてる店主。素敵。

注文から12分ほどで「肉汁ざるうどん並（500円）」が提供されました。

麺の太さは普通で少し灰色かかっています。北海道の小麦粉を使っているそうです。良い感じに歯ごたえあります。

透明感のある肉汁には豚バラ肉が浮いてます。しっかり味濃い目の汁です。肉汁感はそれほど強くありません。

薬味です。ほうれんそうとネギ。

無料で貰った天ぷらなどを入れながら食べる。うまぁー。

美味しく頂いていると『うどんまだあるけど食べます？』と店主。満月うどんからのハシゴだったので正直腹いっぱいだったんですが、旨いのでお言葉に甘えて1玉分追加で貰いました。追加分を持ってくるときに『まだまだありますからね。』と（笑）。

■タカタロウのグルメ点数表

【10点】感動。10万の遠征費を使ってでもまた食べに行きたい。
【9点】感激。好き過ぎてクチコミしまくるレベル。
【8点】絶賛。積極的にリピート訪問する。
【7点】拍手。近くに寄ったらまた食べに行きたい！
【6点】満足。良かったー！
【5点】納得。チェーン店レベル。
【4点】微妙。チェーン店のほうがいいや。
【3点】後悔。入店して損した。
【2点】憤慨。まずい、不潔、態度悪いの3拍子レベル。
【1点】告発。警察やら保健所に通報すべきレベル。

勝手に点数を付けさせてもらうと8点です。どうしてもハシゴだった満月うどんと比較してしまうんですが、味だけで比べると満月うどんの方が明らかに上回っています。もちろんそれは好みの問題もあるし、価格が全然違うので比較すること自体がフェアじゃないんですけどね。

味だけなら6点とか。でも田舎屋さんはサービス内容が良すぎた。店主も魅力的で居心地がメチャクチャ良い。あっという間にこの店に魅了されてしまいました。満月うどんと田舎屋の甲乙つけるのは、とても悩むところです。「旨いうどん屋ある？」と聞かれて紹介するのは満月うどんです。「どちらの店が近所にあったら嬉しい？」と聞かれたら田舎屋です。そう、普段使いしたくなる店なんですよね。

何度か書いているように、「特別旨くなくても通ってしまう店こそ最強」と思っているんですが、田舎屋はそういう店だと思います。いや、旨いんですけどね。またあの味を食べたい！というよりも、また店主とお喋りしに行きたい！と思っています。肉汁うどんトークや、趣味でやっているという音楽の話はとても楽しかったです。