まだカナル型イヤホンで消耗してるの?インイヤー型・漏斗型イヤホンのすすめ

日本のイヤホン市場がカナル型に席巻されていることに疑問を感じたので、ちょっくら世界へ叫んでみます。

ざっくりこんな内容です

長くなったので記事の大雑把な内容を書いておきます。

イヤホン市場を席巻しているカナル型は音質至上主義な人には最高だけど、通勤や通学やウォーキングなどでイヤホンを使う「普通の人」にとってはインイヤー型がオススメです。インイヤー型の亜種である漏斗型イヤホンは個人的に最高だと思う。

以下、詳細です。

イヤホンマニアじゃない

はじめに言っておくけど僕はイヤホンマニアではありません。音質には特にこだわりは無いし、そもそも音楽はあまり聴かない。ラジオ派です。オーディオ機器はウォークマン(ハイレゾじゃない)とiPhone。イヤホンを使うのは移動中やランニングの時など。要するに、ごくごく普通のイヤホンユーザーだと自負してます。

カナル型イヤホンは部屋用だよ?

イヤホンマニアじゃないけど、1つだけイヤホンについてモヤモヤしていることがあるんです。それはカナル型イヤホンについて。

今、家電量販店で販売されているイヤホンの8割以上は「カナル型」と呼ばれる耳の穴(外耳道)に入れ込むタイプです。

カナル型イヤホン

カナル型は装着がしやすく遮音性も高く保てるというメリットがあります。だからこそ音質をウリにしている高級イヤホンは例外なくカナル型です。

でもカナル型には大きな弱点があります。それは動きに弱いということ。

耳を指でふさぐ

耳の穴に指を入れてみてください。そして少しだけ指を震わせてみてください。雑音すごいですよね?これがカナル型の弱点です。

カナル型イヤホンは密閉度が高いためにケーブルからの雑音が非常に伝わりやすいんです。

カナル型イヤホン

カナル型イヤホンは部屋の中でじっとして高音質の音楽を聴くのには最適です。だから音質至上主義な人には絶対コレ。

でも音質至上主義の人なんて少数派でしょ?普通の人は外でイヤホン使いますよね?それならカナル型は向きません。だってカナル型イヤホンは少し動いただけで雑音が発生しちゃうから。

耳かけタイプのイヤホンやノイズキャンセリングイヤホンなんてのも出てきているんだけどマッチポンプですよね。ちょっと笑えます。

カナル型の弱点を克服したアクディブフィットイヤーピース

カナル型イヤホンはケーブルから雑音が伝わりやすいので外で使うのには向かない。でも、そんな弱点を克服するような商品も登場しています。audio-technica社のスポーツ向けイヤホンのSONICSPORTシリーズです。

SONICSPORT

SONICSPORTシリーズには「アクディブフィットイヤーピース」という溝をつけたイヤーピースが付属しているんです。これはよく考えられています。イヤーピースに溝を付けることでカナル型特有の密閉度が低減されて、ケーブルから伝わる雑音をカットすることに成功しています。素晴らしい。

素晴らしい商品だけど、かなり示唆的であり皮肉に富んだ商品だと思います。密閉度の高いカナル型には構造上の問題から外で使うのに無理があるんです。それを知りつつも売れるから作り続けたメーカーの苦渋と懺悔、そして開発者魂を感じます。

エアマックスで大儲けしたナイキが過保護なクッションは怪我の元だと発覚してきたらベアフット系(裸足感覚)の「フリー」というソールの薄いランニングシューズを発売したのを思い出しました。

現状では「アクディブフィットイヤーピース」に対応したイヤホンはaudio-technica社のSONICSPORTシリーズくらいしかありません。とても良い商品。他のメーカーも類似商品をだすべきです。

外出向けならインイヤー型の方がいい

繰り返しますが、外でイヤホンを使うならカナル型はオススメしません。耳介に引っ掛けるタイプの「インイヤー型」の方が断然いいです。なんたってケーブルから伝わる雑音はほとんど発生しませんから。

インイヤー型イヤホン

ケーブル雑音が発生しないという圧倒的なメリットがあるのにインイヤー型はあまり市販されていません。ほとんどカナル型です。なぜか?もちろん理由があります。

まずカナル型には大きな弱点があるんです。それは密閉度が低いため音漏れがしやすいということ。これは決定的な弱点です。満員電車とか乗る人は音漏れは最も懸念することだったりするから「はい消えた」ですよね。

インイヤー型イヤホン

まぁ音漏れと言っても些細なものなので、満員電車ではボリュームを下げるとか少しケアすればOKなんですけどね。むしろ遮音性が高くて周りの音がほとんど聞こえないカナル型イヤホンを通勤で使うのは危険だと思います。

ただ、インイヤー型は音漏れ以外にも「耳にピタッと装着しにくく外れやすい」という弱点もあります。ウォーキング程度の運動なら問題ありませんが、ランニングとかはキツイです。

外出に最適なのは漏斗型

で、僕がオススメしているのが漏斗型イヤホンです。ぶっちゃけ希少なタイプ。インイヤー型からでた突然変異、亜種、レアキャラです。一般的な家電量販店でなかなかお目にかかれません。

でもね、カナル型に慢性的な不満を抱えていた僕がようやく辿り着いたのが漏斗型イヤホンなんです。

じょうご

まるで漏斗(じょうご)のような形状をしているイヤーピース。漏斗型イヤホンのメリットは、装着感が良く、ケーブル雑音が発生しないこと。カナル型には劣りますが一般的なインイヤー型に比べたら音漏れもしにくいです。満員電車でも「常識的な大音量」なら音漏れすることはありません。外で使うイヤホンとしては最高です。

yurbuds

実際、漏斗型はスポーツ向けのイヤホンに多用されています。例えば「一流アスリートが開発に参画しているアスリートのためのイヤホン」を標榜する新興イヤホンメーカーの「yurbuds(ヤーバッズ)」は全面的に漏斗型のイヤーピースを採用しています。

Sennheiser-MX-686-G-Sports

ドイツの音響機器メーカー「Sennheiser(ゼンハイザー)」から発売されているスポーツ向けイヤホン「MX 686G Android」も漏斗型です。

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デンマークのヘッドセットメーカー「Jabra(ジャブラ)」の外用イヤホン「Active」も漏斗型です。

GRIP-200

アメリカのオーディオ機器メーカー「HARMAN(ハーマン)」が販売するスポーツイヤホン「GRIP 200」も漏斗型。

外で使うなら、ましてやスポーツで使うなら漏斗型というのは当然の結論だと思います。しかし日本の家電量販店で漏斗型イヤホンを取り扱っていることは稀です。上で紹介した商品を日本の家電量販店で見かけることは極めて難しい。買うならネット通販ですね。

僕が愛用しているBOSE SoundTrue

僕が今、最もよく使っているのがBOSE社の「SoundTrue」というイヤホンです。そう、日本の家電量販店で手に入る漏斗型イヤホンはBOSE社の製品くらいなんですよね。

Bose SoundTrue

「SoundTrue」は独特のイヤーピースの形状がイヤホンを快適に固定してくれます。付けているのを忘れるくらいに楽なのにランニング程度の動きじゃ絶対にズレません。そうそう、付け心地の良さが一番のお気に入りポイントですね。あとクリップが付いているのも嬉しい。

Bose-SoundTrue

カナル型のように遮音性が高くないので、ほどよく外音を取り入れてくれます。つまり後ろから車が来たのとか察知しやすいです。これ外で使うには大切なことです。

音質も良いらしいです。「らしい」というのは僕は音質にこだわりがなく、あまり気にしていないから。でもAmazonレビューをみていると音質についても高評価です。

もちろんケーブル雑音も発生しません。だから運動系アプリのコーチング機能を使う時なんかは最高です。基本は無音で「ラスト100メートル!」とか適時音声アドバイスをくれるわけですが、カナル型イヤホンだったら無音時にガサガサ言って耐えられないですからね。

普通のイヤホンユーザーが「付属品イヤホンよりも良いイヤホンを買いたいな」と思った時にオススメしたい商品です。

Boseのイヤホンってほとんど割引き販売されないんですけど、今見たらAmazonで安く売られていました。(なんか悔しい。笑)

残念なお知らせ

漏斗型イヤホンってほとんど売られていないことに加えて、売られていたとしても高いんですよ。2000円以下のとか僕は知らない。

で、僕が愛用しているBOSE社の「SoundTrue」ですが近いうちに生産中止になるっぽいです。まだ正式発表はありませんがBose社のホームページから消えています。そして後継機種の「SoundTrue Ultra」も発売されているんですが値段が5000円くらいアップしているのと、カナル型イヤーピースになってしまっています(あらあら)。「SoundTrue」がAmazonで安売りしているのは近いうちに廃盤になるからかもですね。

現状、そこら辺の家電量販店で手に入る漏斗型イヤホンはBOSE社の「SoundSport」くらいだと思います。「SoundSport」は僕が愛用している「SoundTrue」の兄弟製品で、よりスポーツ向けに設計されているイヤホンです。音質は「SoundTrue」と同等で、防滴仕様&ケーブルも頑丈に作られているそうなので僕は最初「SoundSport」を買おうと思っていたんです。でも、白が無かったので「SoundTrue」にしたという経緯があります。

とりあえず今週の時点ではケーズデンキ東久留米店、コジマ×ビックカメラ 東村山店、コジマ×ビックカメラ東大和店には「SoundSport」が売られていて、サンプル試聴できました。ケーズデンキ東久留米店には上で紹介したaudio-technica社の「SONICSPORT」も試聴できたので一番オススメ。

あ、「SoundSport」と「SoundTrue」は同じイヤーピースなので装着感は同じです。カナル型に改悪された(と僕が思っている)「SoundTrue Ultra」とは装着感は明確に違います。

ケーズデンキ東久留米

ちなみに、Bose社って高いだけあってサービス抜群です。例えば返金保証が付いていて満足できなかったら30日以内なら返金に応じてくれます。修理サービスも充実しています。下取りサービスもあって新しい商品に買い替える時に古い商品を高く買い取ってくれます。もちろんAmazonで買っても同様のサービスを受けられます。

ある店員さんの告白

この前の日曜日ですね、新宿の家電量販店に寄ったんですけど、イヤホン売り場の店員さんに「カナル型イヤホンは本来は室内向けっすよね」って軽く振ってみたら、かなり熱を込めて『そうなんですよ!!!』って共感されてビビりました。それがこの記事を書くきっかけになったんだけどね。

カナル型とインイヤー型にはそれぞれ良い点と悪い点があるわけです。で、たぶん普通のイヤホンユーザーはインイヤー型の方が向いています。それなのにカナル型が売り場を席巻しているという現状があります。

その店員さんに「じゃあ売り場にイヤホンの種類について説明したイラストでも掲示したらどうですか?」と言ってみたけど、『それはメーカーさんとの都合でできません。メーカーさんがカナル型を押している中でインイヤー型のメリットを伝えるのは難しいですね』と仰っていました。

「じゃあ何でメーカーはカナル型を押すんですか?」と質問したら、『お店で試聴するときは静止しているのでお客さまもカナル型を選びやすいと思います』『カナル型だとイヤーピースの形状を変えれば商品数を増やせるのでメーカーさんも開発が楽なのかもしれません』と言っていました。

なんか変ですよね。

まとめ

音質にこだわりを持つ人はカナル型がオススメ。でもイヤホンを外で使うような人はインイヤー型がオススメです。特に漏斗型イヤホンはカナル型とインイヤー型の良いとこ取りなイヤホンだと思います。

以上、失礼しましたー。

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4 件のコメント

  • カナル型イヤホンは室内用。全くその通りですね。私はそうとは知らずに通勤用に少し高価なカナル型を買ってしまい、とても後悔した愚か者です。歩く時に地面から伝わる振動音は耐えきれません。音質以前の問題ですよね。まぁ、私の無知が悪いのですが、でもこれをキチンと知らしてくれる情報発信がネットにも乏しいように思います。そんな中でここの記述はとても貴重と思います。私も購入前にここを読んでいでれば。。。漏斗型とやらにも興味がわきました。ありがとうございました。

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